LAスクリーニング2018:行方不明になっていた飛行機に搭乗していた人たちが...『BTTF』ロバート・ゼメキス監督が手掛ける『Manifest』

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、『永遠(とわ)に美しく...』、『フォレスト・ガンプ/一期一会』などで一世を風靡したロバート・ゼメキス監督が製作総指揮に携わったミステリードラマ。タイトルの『Manifest』と言うのは飛行機の乗客名簿のことである。

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主人公ベン(ジョシュ・ダラス『ワンス・アポン・ア・タイム』)は、妻と二人の子どもとの家族旅行を終えて家路につくため空港にいた。一家で乗るはずだった飛行機がオーバーブッキングで、航空会社は次のフライトに乗ってくれる乗客を募っていた。かなりいい額のフライトクーポンをお礼にもらえると聞き、次の便で遅れて発つことにしたベン。末の息子はパパが大好きなでベンと一緒に行きたがった。治療法のない白血病で余命いく場もないとされている我が子。症状は落ち着いており、常備薬さえ持っていけば大丈夫だと判断して、息子も一緒に後の便で行くことになった。

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後続便の乗客乗組員併せて191名。乱気流に巻き込まれ飛行中かなり揺れた場面もあったが、なんとか無事目的地に着いた。ところが、空港にはマスコミを始め、政府関係者で溢れかえっている。

別室に連れて行かれ、政府関係者からの聴取を受けさせられる乗客乗務員たち。ベンたちの乗っていた旅客機は、なんと5年前のあの日に忽然と行方不明になり、懸命の捜索にもかかわらず発見されずやがて乗客搭乗員ともに全員死亡という扱いになっていたのだ。

119名の乗組員と乗客共は、何の自覚もないこの不思議な出来事に不安とやり場のない憤りを感じる。家族や友人たちも愛する者が生きていたという喜びと共に、5年間の苦労と悲しみを即座に忘れ去ることなど出来ず、それぞれに苦悩する。

ベンの息子の白血病は、5年経った現在、新薬が発見されており不治の病ではなくなっていた。大喜びする家族だったが、逆に時間が経過したゆえの新たな悲しみが待ち受けていた。そして帰還した119人それぞれに不思議な現象が起き始める...。

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製作スタジオ:ワーナー・ブラザーズ・スタジオ
放送局&放送開始日: 9月24日よりNBCで放送中
製作総指揮:ロバート・ゼメキス、ジャクリーン・レヴィン(『名誉勲章:米軍の英雄たち』)、ジェフ・レーク(『ボストン・リーガル』)など
出演者:メリッサ・ロクスバーグ(『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』)、ジョシュ・ダラス(『ワンス・アポン・ア・タイム』)、アシーナ・カーカニス(『ハウス・オブ・カード 野望の階段』)J・R・ラミレス(『Marvel ジェシカ・ジョーンズ』)、ルナ・ブレイズ(『フアン家のアメリカ開拓記』)ら

※パイロット版のため、放送時にはストーリーや出演者が変更されている可能性あり。

(取材・文:明美・トスト/Akemi K Tosto)

Photo:『Manifest』(C) Warner Bros. Entertainment Inc.