“ミステリーの女王”アガサ・クリスティーの失踪事件がまたも映画化されることになり、キャストが続々と明らかになっている。米Deadlineなど複数のメディアが報じた。
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人気ミステリー作家のクリスティーは36歳だった1926年12月3日、自宅を出たまま行方不明に。不可解な状況で姿を消したことから国内外でビッグニュースとして報じられ、失踪の11日後、保養地にあるホテルに偽名で宿泊していたところを保護された。この頃、クリスティーは最初の夫アーチボルド・クリスティーとの間に問題を抱えていたと考えられるが、本人は事件について自伝の中でも触れていない。なお、ホテル宿泊時に使った偽名は、夫の愛人の名前を参考にしたものだった。
この事件は1979年にも『アガサ/愛の失踪事件』として映画化されており、ヴァネッサ・レッドグレーヴ(『オリエント急行殺人事件(1974)』)がクリスティーを、ティモシー・ダルトン(『アガサ・クリスティー ミス・マープル』)が夫のアーチボルドを、ダスティン・ホフマン(『レインマン』)が失踪中のクリスティーと接触するアメリカ人ジャーナリストを演じていた。
11日間の失踪を追う今回の映画化『Eleven Missing Days(原題)』では、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』でジン・アーソを演じたフェリシティ・ジョーンズがクリスティーに扮する。また、引退したベルギー人刑事ジャック(当初の名前ヒューゴから変更)・ピーテルスを演じるのは、フランス人のヴァンサン・カッセル(『リエゾン』『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』)。クリスティーの生んだ最も有名なキャラクター、ベルギー出身の探偵エルキュール・ポアロを思わせる人物として描かれるピーテルスは、クリスティー失踪事件の謎に巻き込まれていくという。
Felicity Jones To Play Agatha Christie In ‘Eleven Missing Days’ About Author’s Mysterious Disappearance; Vincent Cassel Co-Stars With Fortitude Launching For Cannes Market https://t.co/ciPJoh5o1f
— Deadline (@DEADLINE) May 11, 2026
また、本作の第一報が出た際にキャストの一人として名を連ねていたものの役柄が不明だったオリヴァー・トレヴェナ(『深い谷の間に』)は、クリスティーの兄モンティ(モンタント)役を務めることが後日判明。
'Plane' and 'The Bricklayer' Actor Oliver Trevena Joins Felicity Jones and Vincent Cassel in Agatha Christie Mystery-Thriller 'Eleven Missing Days' (EXCLUSIVE) https://t.co/AhOcLLZlLo
— Variety (@Variety) June 1, 2026
そのほかには、ニコール・エリザベス・バーガー(『Ali’s Realm(原題)』)も出演することが第一報として報じられたが、こちらの役柄や役名は明らかになっていない。
6月上旬には、新たに4人のキャストの参加が報じられた。そのうち役柄が明らかになったのはライアン・マクパーランド(『HALO』)で、ピーテルスとともにクリスティー捜索に当たるサリー州警察の警官ウィリアム・ケンワードを演じる。
残る3人、アルフィー・アレン(『ゲーム・オブ・スローンズ』)、ベン・ハーディ(『ボヘミアン・ラプソディ』)、ステイシー・マーティン(『ブルータリスト』)も出演するが、彼らの役柄は今のところ不明。
Ryan McParland, Alfie Allen, Ben Hardy & Stacy Martin Join Vincent Cassel & Felicity Jones In Agatha Christie Pic 'Eleven Missing Days' https://t.co/QZfhi8TWVB
— Deadline (@DEADLINE) June 8, 2026
クリスティーの失踪は、主要な政治家やアーサー・コナン・ドイルを含む多くの作家も捜索に加わるなど、世間の大きな注目を集めた。彼女の身に何が起きたのかについては、交通事故による記憶喪失など様々な憶測が飛び交い、現在も謎に包まれている。『Eleven Missing Days』では、クリスティーの小説そのもののように、彼女の人生に関わるすべての人物が容疑者となる――その中には兄のモンティも含まれている――「フーダニット(犯人当て)」として、失踪の真相を追う調査を描くという。
10年前から進められていたという本作は、クリスティー研究家ジャレッド・ケイドの著書「なぜアガサ・クリスティーは失踪したのか: 七十年後に明かされた真実(原題:Agatha Christie and the Eleven Missing Days)」を原作とする。脚本はエルネスト・フォロンダ(『Better Luck Tomorrow(原題)』)が執筆し、バーティ・エルウッド(『ホークアイ』)が監督を務める。
現在プリプロダクション中で、今週後半にイギリスで撮影開始予定。
『博士と彼女のセオリー』と『ブルータリスト』でアカデミー賞に2度ノミネートされたフェリシティがどのようなクリスティーを演じるのだろうか。(海外ドラマNAVI)






