英国を代表するミステリードラマ、『名探偵ポワロ』と『ヴェラ~信念の女警部~』の主演俳優同士が、シリーズの撮影最終日について語り合った。英Radio Timesが伝えている。
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『ヴェラ~信念の女警部~』最終シーズンが撮影終了!「感情的になっている」
英ITVにて2011年から10年以上続いてきた人気ミステリー …
デヴィッド・スーシェとブレンダ・ブレシンが去り際を回想
英ITVにて1989年から2013年まで続き、アガサ・クリスティーの原作をほぼすべて映像化した『名探偵ポワロ』と、アン・クリーヴスの小説をもとに同じくITVにて2013年からスタートして今年1月に最終回を迎えた『ヴェラ~信念の女警部~』でそれぞれタイトルロールを演じたデヴィッド・スーシェとブレンダ・ブレシン。二人は今月、英BBCのトーク番組『The One Show(原題)』にゲストとして登場し、長年主演した作品の去り際を振り返った。

もともと新作映画『Dragonfly(原題)』のプロモーションのために出演していたブレンダは、『ヴェラ~信念の女警部~』撮影最終日の話になると、「私自身も泣いていました。言葉が出なかったんです!」と回想した。撮影終了直後の2024年7月に「シーズン14の撮影を終えて家に戻った。疲れているし感情的になっているわ」とX(旧Twitter)に綴っていたが、14シーズンを過ごした作品を後にするにあたって、周囲とともに自身も涙をこぼしたことを今回明かした恰好だ。

ブレンダに続いて、四半世紀にわたってエルキュール・ポワロを演じ続けたデヴィッドも、その撮影最終日について語った。「とても感情を揺さぶられる一日でした。最後のシーンを撮り終えて、“よし、これでオールアップだ”と言われた時、“そうか、終わりか。25年続けてきたものが終わったんだ”と考えて、ものすごく感傷的になりました」
「俳優は自分が作り上げたキャラクターとともに生きるものですが、私の場合は25年間その人物(ポワロ)であり続けたわけですから、もはや彼は私の一部になっていて、誰よりも彼のことをよく知っているんです」

『ヴェラ~信念の女警部~』がもしも復活するなら…
なお、別のトーク番組『This Morning(原題)』にも登場したブレンダは、ヴェラ・スタンホープを再演する可能性を聞かれると次のように語った。
「復活するとは思いません。セットはもう取り壊されてしまったと思います。ただ、もしも特別版を作るなら、もちろん喜んで戻ります。とはいえ、そうなる可能性は低いですが。忙し過ぎますからね!」
ブレンダは、本人の発言通り『ヴェラ~信念の女警部~』終了後も多忙な日々を送っている。前述した映画『Dragonfly』に出演したほか、エリザベス1世の時代を舞台にしたコメディ映画『Fools(原題)』と英Channel 4の新作ドラマ『A Woman of Substance(原題)』が待機中だ。
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