『アストリッドとラファエル』英国リメイク版がシーズン2更新

フランス発の大人気ミステリー『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』のイギリスリメイク版、英Channel 4の『ペイシェンスとビー ヨーク警察文書係の事件録』がシーズン2へと更新された。Channel 4が発表している。

“ラファエル役”降板?アクション色が色濃く

ペイシェンスとビー ヨーク警察文書係の事件録

『ペイシェンスとビー』は、今年1月にChannel 4にてリリースされると、平均視聴者数は420万人と同プラットフォームにおいて2025年ここまでで最高の成績を収めていた。シーズン1は全6話だったが、シーズン2は全8話に。新シーズンの撮影はすでに始まっているという。

舞台は、オリジナルがフランスのパリだったのに対し、こちらは歴史ある街の英国ヨーク。自閉症のペイシェンス・エヴァンスは、ヨーク警察の地下で捜査記録の整理をする仕事に就いていた。独学で犯罪学を学び、生来の推理力を持つ彼女は、刑事ビー・メトカーフに見出され、ともに複雑極まりない殺人事件を解決していく。

ペイシェンスとビー ヨーク警察文書係の事件録

シーズン2では、ヨーク警察のチームとともに捜査を続けていたペイシェンスの前に新たなボス、フランキー・モンロー刑事(『ザ・フランチャイズ』のジェシカ・ハインズ)が現れる。ボス交代によって組織としてのやり方が様変わりし、ペイシェンスたちにとって居心地が悪いものに。そんな中、ペイシェンスは同僚のエリオットとの距離が近づいていくが…。このシーズンも、ペイシェンスたちはヨークの大聖堂を舞台にした事件など様々な謎に立ち向かう。

ペイシェンス役のエラ・メイジー・パーヴィス(『HEARTSTOPPER ハートストッパー』)をはじめ、ネイサン・ウェルシュ(『Trying ~親になるステップ~』)、マーク・ベントン(『シェイクスピア&ハサウェイの事件簿』)、トム・ルイス(『ジェントルマン・ジャック 紳士と呼ばれたレディ』)、エイドリアン・ローリンズ(『メアリー&ジョージ 王の暗殺者』)、ライザ・サドヴィ(『リアル・ペイン~心の旅~』)などが引き続きレギュラーとして出演する。しかし、続投キャストの中にビー役ローラ・フレイザー(『ブレイキング・バッド』)の名前はなく、このリメイク版の原題は『Patience』とペイシェンスにフォーカスしたものとはいえ、オリジナルのラファエル役に当たる存在がいなくなるのかもしれない。

ペイシェンスとビー ヨーク警察文書係の事件録

シーズン2更新を受けて、ペイシェンス役のエラ・メイジーは「シーズン1に対する反響は凄かったから、新シーズンのためにこの世界に舞い戻るのが本当にワクワクするわ。シーズン2も解き甲斐のある事件の数々が待っているの。行くわよ!」とコメント。

新たに加わるモンロー刑事役のジェシカは、「この作品に加わることができて嬉しいわ。シーズン1を視聴者として楽しんでいたから、新シーズンでチームの一員となり、アクションに身を投じるのが楽しみなの」と述べている。

制作を手掛けるEagle Eye Dramaのジョー・マクグラスCCO(チーフクリエイティブオフィサー)によれば、シーズン2はアクションが多くなるという。「この作品がイギリスで成功し、シーズン2を作ることができるのは、マールテン・ムールケルケ監督に率いられたキャストやスタッフがいかに素晴らしいかの証だ。シーズン2にはより多くのアクションが含まれることを約束する。ハラハラするような人質の話やペイシェンスにとってはショックとなる家族の新事実も明らかになるよ」

『ペイシェンスとビー ヨーク警察文書係の事件録』シーズン1(全6話)は、5月25日(日)16:00よりミステリーチャンネルにて独占日本初放送。オリジナルの『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』はシーズン5がNHK総合で毎週日曜日23:00より放送中だ。(海外ドラマNAVI)

参考元:英Channel 4

Photo:『ペイシェンスとビー ヨーク警察文書係の事件録』© EAGLE EYE DRAMA LTD 2024/© Toon Aerts/ジェシカ・ハインズ © Rachell Smith