
米FOXにて1990年から10シーズン続いた大ヒット青春ドラマ『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』(以下『ビバヒル』)でケリー・テイラーを演じたジェニー・ガース。その娘フィオナは、母の代表作を「ほんの一部」しか見たことがないという。米Peopleが伝えている。
35年前のジェニー、今とは○○が異なる
53歳のジェニーと18歳のフィオナは、People誌の「世界で最も美しい人」という特集に揃って登場。お気に入りの服から内面の美しさの定義まで、幅広いテーマで語り合った。その中で、フィオナは『ビバヒル』をまだ一部しか見ていないことを告白。
「少しは見たわ。確か、最初のシーズンは見たと思う。すごく良かった、気に入ったわ」と語る娘に、ジェニーは「最初のシーズンだけ? 待って、まだあと9シーズンもあるのよ」と返し、「もう、フィオナったら! そこから面白くなるのに」と付け加えた。
ちなみに、シリーズ当初のみ視聴済みだというフィオナのお気に入りのシーンは、シーズン1第1話でケリーが初めて画面に登場する瞬間だそう。「オープンカーに乗っている最初のシーンが大好きなの。あの瞬間のママにすごく刺激を受けるわ」
『ビバヒル』放送開始時のジェニーは、現在のフィオナと同じ18歳。フィオナにとって、自分と同じ年頃の母親を画面の中で見るのは特別なことだったようだ。「本当に興味深いわ。今の私と変わらない年齢のママがいろんな人と関わり合っている様子を目にするのは、なんだかとても不思議な感じ。テレビの中の物語でフィクションだと分かっていても、とてもリアルに感じたの」
「声も(今とは)違うのよ。ドラマの中のママの可愛い声が大好き。とてもキュートよ」とフィオナが続けると、ジェニーも当時の自分の声が若かったことを認めている。
娘が当時の自分と同じ年頃と気づいて…
ジェニーは現在、『ビバヒル』のドナ・マーティン役で知られるトーリ・スペリングとともに同作を再視聴しながら当時を振り返るポッドキャスト番組『90210MG』のホストを務める。その関係でドラマを見返している彼女は、今の娘と同じ年齢の頃の自分を見ることができるのは「とても幸運なこと」と感じている。
「このドラマを通してたくさんのことを学んだわ。若かったあの頃の私が演じたケリー、そして当時の私が駆け抜けた目まぐるしい日々、プロの俳優として大人たちに囲まれながら懸命に過ごした経験に対して感謝の念を抱いているの」
ジェニーは、かつての自分をまるで我が子のように愛おしく、尊敬していると続ける。そして、「今日、メイク中の娘を見て、ふと思ったの。“今のこの子の年齢が、まさにあの頃の私と同じだったんだ”って。そう感じた途端、これまでの自分がどんな人生を送り、どれほどチャンスに恵まれてきたのかを改めて実感したのよ」と付け加えた。
ジェニーには、フィオナのほかにも27歳のルカと22歳のローラという娘がおり、子どもたちがそれぞれどんな人生を歩むのかを見届けるのが待ち遠しいという。
「フィオナだけでなく、娘たち全員の将来が本当に楽しみなの。どんな人生を歩むことになるのかしらね」
(海外ドラマNAVI)
参考元:米People
Photo:ジェニー・ガースの公式Instagramより娘フィオナ(右)との2ショット