
先月シーズン22更新が決まった長寿ドラマ『グレイズ・アナトミー』では、実はエピソードタイトルが有名な曲名になっている。米Peopleが伝えている。
シーズン1第1話のエピソードタイトルはビートルズから
米ABCで2005年に放送を開始した『グレイズ・アナトミー』は、シーズン1第1話のタイトルが1964年に発表されたビートルズの名曲にちなんで「A Hard Day's Night(邦題:甘い夜はオペの始まり)」と名付けられたのを皮切りに、これまでに放送された400話を超えるエピソードのうち1話を除くすべてのエピソードタイトルが曲名になっている。ある熱心なファンは、タイトルに使用された楽曲を集めたプレイリストを作成したほどだ。
'Grey's Anatomy' Fans Are Just Realizing This Fun Fact About the Series That Affects All but 1 Episode https://t.co/fvVsJTQ3yh
— People (@people) May 11, 2025
同作のエピソードタイトルは、1950年代のプラターズの「The Great Pretender」(シーズン11第12話「秘密とウソの境界線」)や1980年代のシンディ・ローパーの「True Colors」(シーズン13第23話「燃え上がる真実」)、ハリー・スタイルズの「Sign O' the Times」(シーズン17第12話「革命は突然に」)やデュア・リパの「Hotter Than Hell」(シーズン18第3話「クールに熱く」)といった近年のヒット曲まで、様々な時代の人気曲を網羅している。
本国アメリカで5月8日(木)に放送されたシーズン21第17話のタイトルは「Love You Like a Love Song」というセレーナ・ゴメス&ザ・シーンの曲名だった。
ただ一つの例外には製作陣からの強いメッセージが…
そんな中、唯一曲名にちなんでいないエピソードが、シーズン14第9話の「1-800-799-7233(邦題:救いのホットライン)」。「1-800-799-7233」は、アメリカのDV(家庭内暴力)に関する相談ホットラインの電話番号だ。
このエピソードでは、ジョー・ウィルソン(カミーラ・ラディントン)が自身に虐待を繰り返してきた元夫の予期せぬ来訪を受け、病院で彼と対峙せざるを得ない状況に陥る。ジョーと元夫の対峙を描くこの回で、それまで300話以上にわたって続けてきた慣習を無視して曲名以外のタイトルがつけられたことから、製作陣のDV問題への意識喚起と被害者支援の強いメッセージが感じられる。
『グレイズ・アナトミー』は、タイトル以外の形でも音楽を巧みに取り入れてきたことで有名だ。キャラクターたちの感情が揺さぶられるようなシーンではそれにぴったりな音楽がBGMとして用いられている。例えば、ザ・フレイの「How to Save a Life」やスノウ・パトロールの「Chasing Cars」が聞こえてきたら、ティッシュを用意した方がいいだろう。
クリエイターのションダ・ライムズはかつて、番組の音楽選びについて語っている。シーンにぴったりの曲がどうして分かるのかと尋ねられた彼女は、「シーンに手を加えずに曲を乗せてみて、それがしっくりくれば決まりよ」と回答。音楽には物語の感情を増幅させる力があると考えるライムズは、「音楽は私にとって物語を綴るもう一つの要素」とも述べている。
日本のファンにとっては、エピソードタイトルが邦題となるがゆえに原題(曲名)に気づきにくいだろうが、クリエイターが強いこだわりを持つ音楽に注目してみると、物語をより深く味わうことができるかもしれない。
『グレイズ・アナトミー』シーズン1~20はDisney+(ディズニープラス)で配信中。また、『グレイズ・アナトミー21』(全18話)がWOWOWプライム、WOWOWオンデマンドにて6月18日(水)よりスタートする(※第1話無料放送)。
(海外ドラマNAVI)
参考元:米People
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