
Maxとワーナー・ブラザースが進める『ハリー・ポッター』ドラマ版に、映画版でおなじみのキャストがエキストラで出たいと語っている。米Peopleが伝えた。
「スリザリンとグリフィンドールは仲良し」
この発言をしたのは、映画シリーズ全8作にドラコ・マルフォイ役で出演したトム・フェルトン。先日、シカゴに新たにオープンする「ハリー・ポッター・ショップ」を訪れた際に、同シリーズについて語る中で飛び出した。
トムは店内に飾られている“炎のゴブレット”やスリザリンのグッズの豊富さに興奮しつつ、11年にわたって出演したシリーズについて回想。店内にあったドラコの杖を手に取ると、「これを持ちながら多くの時間を過ごした。こうしてまた目にすることができて嬉しいよ。幸せな思い出がたくさんあるからね」と話した。
トムが幸せな気分になるのは、映画シリーズの終了から10年以上が経った今も、キャスト同士が親しい関係にあることも影響しているようだ。ドラコの父親ルシウス・マルフォイを演じたジェイソン・アイザックスと定期的に連絡を取り合っているだけでなく、キャスト同士が登録しているWhatsApp(メッセージアプリ)のグループチャットも存在することを明かした。
「この店の動画を撮ってみんなに送ったところだよ。僕たちは今でもすごく仲がいいんだ。みんな世界中に散らばっているから、顔を合わせるのは難しいんだけどね。でも、スリザリンとグリフィンドールは仲良しだよ」と続け、主人公ハリーたちとドラコが所属する寮はライバル関係にあったが、実際の俳優たちの関係は劇中とは反対であることを強調している。
そのグループチャットでは『ハリー・ポッター』ドラマ版の話題はまだ出ていないそうだが、トムは「魔法使いの世界が続いていくことに、みんなすごくワクワクしているはずだよ」とキャストたちの気持ちを代弁。トム自身がその筆頭のようで、「若いドラコを演じる俳優がいる控え室のドアをノックして、彼を驚かせるのが楽しみだよ」と、ドラマ版で自身の後を継ぐ俳優にドッキリ的なことを仕掛けたい意思があることを明らかに。さらに「エキストラとして背景に映り込むつもりだよ」と笑顔で述べている。
ヴォルデモート役の噂にボスが「ノーコメント」
ちなみに『ハリー・ポッター』ドラマ版について、ワーナー・ブラザースのテレビ部門の責任者であるチャニング・ダンジーが先日、米Deadlineの取材に応じた。それによれば、ハリー、ハーマイオニー、ロンという主役の子役3人のキャスティングは昨年9月に始まったが、それから半年以上が経った今も「まだ選考を行っているところで、配役を発表する段階にはない」とのこと。
そしてまだ具体的な噂のないヴォルデモート役に関しては、「正しい配役をすることが重要な役なので、いくつかの選択肢を比較検討している」と回答。インタビュアーがオスカー俳優のキリアン・マーフィがヴォルデモート役あるいはクィリナス・クィレル役として噂されていることをほのめかすと、ダンジーは「ノーコメント」を繰り返した。また、2026年の後半もしくは2027年の初めのリリースと見られるドラマ版の撮影は、今年の夏にスタートする見込みだとしている。
(海外ドラマNAVI)
'Harry Potter' actor Tom Felton reveals the original stars still have an ongoing group chat, and teased that he wants to sneak into the new TV series 'as an extra.' https://t.co/yBd68DY304
— Entertainment Weekly (@EW) April 11, 2025