
米HBOで放送予定の『ハリー・ポッター』ドラマ版。ダンブルドアやスネイプなどの主要キャストが徐々に明らかになる中、ハグリッド役として、『ショーン・オブ・ザ・デッド』や『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』で知られるニック・フロストが最有力候補に浮上した。米Deadlineによると、現在HBOと契約交渉の最終段階にあるという。
『ショーン・オブ・ザ・デッド』のニック・フロストがホグワーツの番人に?
ニックがハグリッド役に決まれば、ジョン・リスゴー(ダンブルドア役)、ジャネット・マクティア(マクゴナガル役)、パーパ・エッシードゥ(スネイプ役)といった契約交渉中のキャスト陣に加わることになる。HBOは現時点でコメントを控えているが、「このような注目度の高いシリーズには多くの憶測が飛び交うことは承知している。プリプロダクションを進める中で、契約が確定次第、詳細を発表していく」との声明を発表した。
HBOが公式発表を控えている一方で、ニックのハグリッド役起用の噂はインターネット上で急速に拡散されている。特に掲示板サイトのRedditでは、「ニックが3月20日にInstagramで“It’s happening, it’s actually happening(実現する、本当に実現するんだ)”と投稿したことが、ドラマ出演を示唆しているのではないか」と話題に。また、鋭いファンの間では、ニックがジョンやパーパらほかのドラマ版キャストをフォローし始めたことにも注目が集まっている。
ニックといえば、サイモン・ペッグとのコラボで知られ、『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』『ワールズ・エンド/酔っぱらいが世界を救う!』などのコメディ映画に出演してきた。さらに、Prime Videoの『トゥルース・シーカーズ ~俺たち、パラノーマル解決隊~』や、AMCのアクションドラマ『バッドランド ~最強の戦士~』にも出演。次回作には6月公開予定の実写版『ヒックとドラゴン』が控えている。
本作は10年にわたって展開される長期プロジェクトであり、脚本家兼ショーランナーのフランチェスカ・ガーディナー(『ダーク・マテリアルズ/ライラと黄金の羅針盤』)、監督・製作総指揮をマイク・マイロッド(『メディア王 ~華麗なる一族~』)が担う。HBOおよびMax ContentのCEOであるケイシー・ブロイズは、同作をJ.K.ローリングの小説の「忠実な翻案」と表現し、「それぞれの象徴的な本を深く掘り下げていく」と語っている。
『ハリー・ポッター』ドラマ版は、2026年後半もしくは2027年初めのリリース予定。ハリー・ポッター、ハーマイオニー・グレンジャー、ロン・ウィーズリー役のオーディションには約3万2000人の子どもたちの応募があったというが、最終的なキャスト発表はまだ行われていない。
『ハリー・ポッター』映画シリーズ全8作はAmazon Prime Video(アマゾンプライム)、U-NEXT、Huluにて配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:Instagramアカウント@showsnmovieより