『ゲーム・オブ・スローンズ』スターが名探偵ポワロに!

“ミステリーの女王”アガサ・クリスティーが生んだ名探偵エルキュール・ポワロを、大ヒットドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のティリオン・ラニスター役で知られるピーター・ディンクレイジが演じることが分かった。英Radio Timesが報じている。

「スタイルズ荘の怪事件」を新たな形で

ゲーム・オブ・スローンズ

ピーターがポワロに扮するのは、Amazonのアプリ、Audible(オーディブル)にて11月14日(木)にリリースされる「スタイルズ荘の怪事件」。1920年に発表された原作はクリスティーの処女作となる。

スタイルズ荘の裕福な女主人が不審な死を遂げる。当時この屋敷に滞在していたヘイスティング大尉に頼まれ、ベルギー生まれの元警官で、戦争によりイギリスへ亡命していたポワロが捜査することになるが…。のちのクリスティーお得意の展開となる、裕福な家長が殺され、その家族の中に犯人がいるという状況下で犯人探しが繰り広げられる。

ピーターのほかには、ヒメーシュ・パテル(『イエスタデイ』)、ハリエット・ウォルター(『サイロ』)、ロブ・ディレイニー(『デッドプール&ウルヴァリン』)、ジェシカ・ガニング(『私のトナカイちゃん』)、フィル・ダンスター(『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』)、ジョン・ブラッドリー(『ゲーム・オブ・スローンズ』)、ヴィヴィアン・オパラ(『クラス -ねらわれたコールヒル高校-』)、パッツィ・フェラン(『帰らない日曜日』)らが出演。

音楽は、俳優でミュージシャンのジョニー・フリン(『ジーニアス:世紀の天才 アインシュタイン』)が、チェリストで作曲家のジョー・ザイトリンとのコラボレーションで担当するという。

ケネス・ブラナーが主演・監督を兼任するポワロの映画シリーズのプロデューサーも務めるクリスティーの曾孫ジェームズ・プリチャードは、「このプロジェクトは、オーディオにできることという境界線を乗り越えてくれるでしょう。見事なキャスティングとジョニー・フリンの音楽、そして音響の草分け的な技術によって、私の曾祖母が発表した最初の物語が素晴らしいものになるはずです」と期待を寄せている。

エミー賞に4度輝いた『ゲーム・オブ・スローンズ』のティリオンをはじめ、『シラノ』でシラノ・ド・ベルジュラック、『ナルニア国物語』でトランプキンという有名なキャラクターを演じてきたピーターが、どんなポワロ像を披露してくれるのか、楽しみだ。
(海外ドラマNAVI)

参考元:英Radio Times

Photo:『ゲーム・オブ・スローンズ』© 2014 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc./© 2019 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.