Apple TV+の韓国ドラマ『Pachinko パチンコ』に主演するキム・ミナとイ・ミンホが、本シリーズが自身にとってどのような意味を持つかを語っている。
『Pachinko パチンコ』でメインキャストを演じるキム・ミナとイ・ミンホ
『パチンコ』は、ミン・ジン・リーの小説「パチンコ」をドラマ化したシリーズ。主人公は、1910年代に日本統治下の韓国で幼少時代を過ごした後、大阪に移住して差別やいじめを経験した女性キム・ソンジャ。80年間にわたる彼女の人生と、4世代にわたる韓国人家族のストーリーが壮大に描かれる。
Asian News Networkのインタビューに、若かりし時代のソンジャ役を演じるキム・ミナが応じ、『パチンコ』が自身にとって、どんな意味があるかを語った。
『パチンコ』に主演する前は、韓国ドラマ『ジャスティス-検法男女-』やミュージックビデオなどにしか出演経験がなかったミナは、『パチンコ』で知名度が上がったことで、数多くの選択肢の中から出演作を選べる機会が増えたという。しかし、それ以外では、特に撮影前と大きく変わった点はないとも付け加えている。
また、8月22日より配信がスタートしたシーズン2で、ソンジャを演じる上で意識した点にも言及している。「ソンジャを演じるうちに彼女に驚かされ、彼女のようになりたいと思ったし、シーズン2はシーズン1の7年後に設定されているので、ソンジャが(時間の経過とともに)どのような経験をしたのかを掘り下げることにフォーカスしました。ソンジャの視点で日記を書くことが助けになりましたね。ソンジャは、間違いなく家族の支えを受けて強く生きる女性だと思っているので、シーズン2では家族と一緒に新しい環境に立ち向かう、ソンジャの柔軟な側面を見せようと心がけました」
ミナとともにインタビューに同席していた、ソンジャの恋人で在日韓国人のコ・ハンス役に扮するイ・ミンホも、『パチンコ』に出演したことで、いかに自分が変わったかを述べている。
「ハンスを見ていると、自分と似ている所がいくつかあると言わざるを得ません。僕はキャリアを早くからスタートさせたから、(業界で)生き残ることばかりに気を取られて、野心に満ちた欲望に駆られていた時期もありました。俳優として僕は多くの人の愛情を通じて、そういった感情を健全に表現することが出来たけど、ハンスは上手く表現できていません。ハンスを演じたおかげで、自分の人生と周りの人々に感謝して尊重することが出来ました」
昨年、米批評家協会賞の最優秀外国語ドラマシリーズ部門で作品賞に輝いた本シリーズで見せる、キム・ミナとイ・ミンホの演技にも注目したい。
『Pachinko パチンコ』シーズン2は、Apple TV+にて毎週金曜日に新エピソードが配信。(海外ドラマNAVI)
Photo:Apple TV+画像提供『Pachinko パチンコ』