『アガサ・クリスティー～おしどり探偵～』HDレストア版発売決定！

2024年8月23日 2024年8月23日 ※本ページにはアフィリエイト広告が含まれます

“ミステリーの女王”アガサ・クリスティーが生んだ素人探偵、トミー＆タペンスの誕生95周年を記念し、『アガサ・クリスティー～おしどり探偵～』が世界初のHDクオリティとなってブルーレイ・DVDリリースされることが発表された。

『名探偵ポワロ』『ミス・マープル』の生みの親アガサ・クリスティーの作品に毒殺が多い理由

12月といえば、かつてのイギリスでは同国が誇るミステリーの女王、エルキュール・ポワロとミス・マープルという二人の有名な探偵を生んだアガサ・クリスティーの新作が出版されていた時期。そのため、この時期になると寒い外へは出ずに暖かい家の中で書籍や映像作品を通してミステリーの世界に没頭するという人も多いので...

「なぜ、エヴァンスに頼まなかったのか？」「七つの時計」も収録

エルキュール・ポワロ、ジェーン・マープルといった名探偵の生みの親であるクリスティーが1929年に出版した短編集「おしどり探偵」の主人公がトミーとタペンス。幼なじみだった二人は第一次世界大戦後に偶然再会して結婚し、探偵事務所を設立する。その名の通り、二人の“おしどり”ぶりは微笑ましく、慎重派のトミーと陽気で好奇心旺盛なタペンスの活躍が生き生きと描かれる。お互い探偵業は素人だが、数々の推理小説を読破し、事件が起こると小説に登場する名探偵たちの術をお手本に、名推理の数々で事件を解決へと導いていく…。

そんなトミーとタペンスの活躍を1980年代に英ITVが映像化。短編集に含まれている作品をもとにした「桃色の真珠事件」「キングで勝負」「死のひそむ家」「サニングデールの謎の事件」「牧師の娘」「大使閣下の靴の謎」「鉄壁のアリバイ」「霧の中の男」「夫人失踪事件」「ぱりぱり屋」のほか、クリスティーの長編小説2作目となったトミー＆タペンスにとってのデビュー作である「秘密機関」も実写化されている。

原作はミステリー好きだったクリスティーが愛読していたシャーロック・ホームズ作品をはじめ、ブラウン神父、ソーンダイク博士、フレンチ警部といった有名なミステリー作品のパロディとなっているので、ミステリーファンであればより楽しめるだろう。

トミー、タペンスをそれぞれ演じるのは、『ジェシカおばさんの事件簿』のジェームズ・ワーウィックと、『マクベス（1971）』のフランチェスカ・アニス。関連作として、ジェームズとフランチェスカが別の役を演じたクリスティー作品「なぜ、エヴァンスに頼まなかったのか？」と「七つの時計」も収録されている（※「七つの時計」に出ているのはジェームズのみ）。オスカー俳優のジョン・ギールグッド（『ミスター・アーサー』）といったゲストにも注目だ。

スタッフも豪華で、ジェレミー・ブレット主演『シャーロック・ホームズの冒険』の記念すべき1話目「ボヘミアの醜聞」など数話でメガホンを取ったポール・アネットが本作の監督・脚本を担当したり、クリスティー作品『クリスタル殺人事件』の脚本家ジョナサン・ヘイルズが参加している。

商品特典は、24ページに及ぶストーリーブック付き。さらに筒形アウターケース付属となっている。さらに、日本語字幕は、通常字幕に加えデカ字幕が選択可能だ。

『アガサ・クリスティー～おしどり探偵～』商品情報

【発売日】2024年12月4日（水）
【価格】ブルーレイ…27,500円（税込）／DVD…22,000円（税込）
【収録内容】
Disc.1「なぜ、エヴァンスに頼まなかったのか？」
Disc.2　Ep0「おしどり探偵／秘密機関」、Ep1「桃色の真珠事件」
Disc.3　Ep2「キングで勝負」、Ep3「死のひそむ家」、Ep4「サニングデールの謎の事件」
Disc.4　Ep5「牧師の娘」、Ep6「大使閣下の靴の謎」、Ep7「鉄壁のアリバイ」
Disc.5　Ep8「霧の中の男」、Ep9「夫人失踪事件」、Ep10「ぱりぱり屋」
Disc.6　「七つの時計」
【特典】
・ストーリーブック（24P）※封入
・筒形アウターケース付属