米AMCにて9月29日(日)に解禁予定の『ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン』シーズン2について、主演を務めるノーマン・リーダスが「『ウォーキング・デッド』シリーズ史上最高」と自信を覗かせている。また、その新シーズンの画像も到着した。米Entertainment Weeklyが伝えた。
キャロルのヒーロー的な瞬間もたっぷり
本家『ウォーキング・デッド』にも出演していた人気キャストであるダリル役のノーマンとキャロル役のメリッサ・マクブライドが再共演する『ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン』。シーズン1終盤に登場したキャロルの出番は、「The Book of Carol(原題)」というサブタイトルが付いたシーズン2ではもっと増えると言われている。
もともとは本家がまだ放送されていた2020年に、ダリルとキャロルを主人公にしたスピンオフの制作が発表されたが、その後メリッサは個人的な事情を理由に降板。「ノーマンは『ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン』シーズン1を撮影するためにフランスへ向かった。私は別にやらなければいけないことがあったの」とメリッサは理由を振り返っている。
ノーマンによると、ダリルとキャロルを主人公にした番組のアイデアは前述の発表よりもはるか前にあったという。「誰かがその話を持ってくるよりもだいぶ前に、メリッサと一緒にスピンオフをやることについて話し合ってたよ。そもそものアイデアは、ほかに誰が生き残っているのかを調べるために二人でロードトリップに繰り出すというものだった。案の一つに、俺たち以外は全員死んでいるというのがあった。どこまで行っても自分たち以外の生存者が見つからなくて、旅を続けることになるんだ。一種の旅番組のようなものだったよ」
その後、ノーマンたちはAMCからスピンオフ企画を提案されるが、その時はまだ本家が終わることは発表されていなかった。「だから、俺たち(ダリルとキャロル)は一旦冒険に出て、またあとで仲間のもと(本家)へと戻ってくるんだと思ってた」と振り返っている。
前述した通り、『ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン』はノーマンだけで始まったものの、のちにメリッサが合流。新たな国フランスで新たなスタッフとの撮影だったが、キャロルを再演する上での苦労はなかったとメリッサは語る。「最初はちょっと変な感じだった。でも、間もなくそう感じなくなったの。私たちのキャラクター(ダリルとキャロル)はどちらもとても順応しやすいタイプだから。まるで久しぶりに自転車に乗るみたいなものね。私たちは彼女がいた場所を知っていたし、彼女が望んだものや、やろうとしたことも知っていた。だから(再び同役を演じるのは)簡単だった」
ノーマンはもうすぐお披露目されるシーズン2について「アクション満載だ。ダリルたちはやるべきことがたくさんあるし、心温まる瞬間も多い。メリッサのヒーロー的な瞬間もたっぷり用意されている。美しいよ」と魅力を紹介している。
「メリッサも俺もほかのみんなも(本家とは違う)何か新しいことをしたかった。このスピンオフは、魅力的な作品とキャラクターの要素をかき集めて、まったくもって新しいものを作り出す絶好の機会だった。それこそが俺たちがやったことなんだ」
ノーマンの口からはさらに「シーズン2のフィナーレは、これまでの『ウォーキング・デッド』シリーズの中でも最高の1時間だと思う」というコメントも飛び出した。「これまでの『ウォーキング・デッド』シリーズで一番気に入っているエピソードだよ」と自信を覗かせている。シリーズ最古参の一人であるノーマンが史上最高と語るシーズン最終話はどのようなものなのか。期待せずにはいられない。
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