『ウォーキング・デッド』スピンオフ、メリッサ・マクブライドが撮影直前で降板

大ヒットドラマ『ウォーキング・デッド』の人気キャラクターであるダリルとキャロルを中心としたスピンオフドラマが製作されると発表されたことは当サイトでもお伝えした通り。だが、そのメインキャラクターの一人キャロルを演じるメリッサ・マブブライドが撮影を目前にして降板することがわかった。米TV Lineら複数メディアが報じている。

メリッサが出演しないことから、この新シリーズはダリルに焦点を当てるという。また、米AMCの担当者は、メリッサの降板はこれまでのアメリカ・ジョージア州からヨーロッパでの撮影になったことが理由だと主張しているが、最初の段階ではクリエイティブな問題が理由であることを示唆していた。同局の広報は以下のように声明を発表している。

「メリッサ・マクブライドのおかげで、彼女の演じるキャロルは、『ウォーキング・デッド』ユニバースで最も興味深く、人間らしいとても人気のあるキャラクターになりました。残念ながら、メリッサは以前発表されたダリルとキャロルのキャラクターに焦点を当てたスピンオフに参加することができなくなりました。

本作は今年の夏にヨーロッパで撮影開始され、来年に放送される予定です。現時点では、メリッサはヨーロッパのロケに参加できません。ファンの皆様はこのニュースにがっかりされると思いますが、『ウォーキング・デッド』の世界は、面白い方法でどんどん広がり大きくなり続けています。ですので、近い将来キャロルに再び会えることを期待しております」

2020年9月に発表されたこのスピンオフでは、本家のシーズン10でダリル(ノーマン・リーダス)とキャロル(メリッサ・マクブライド)がニューメキシコに向かうことから、そこが舞台になる可能性が高いと言われていた。

クリエイターであるスコット・M・ギンプルとショーランナーであるアンジェラ・カンが共同でシリーズを制作している。カンは当時、「(看板シリーズを)終わらせるのは嬉しいような悲しいような気分ですが、スコットとAMCと一緒にダリルとキャロルの新シリーズを生み出せるので、とてもワクワクしています。ノーマン・リーダスやメリッサ・マクブライドとの仕事は私のキャリアのハイライトであり、これからも一緒に物語を語れることに感激しています」と述べていた。

なお、本家『ウォーキング・デッド』は、ファイナルシーズンは3パートに分けられ、パート2までがDisney+ (ディズニープラス)のスターにて配信中。パート3は今年8月にAMCにてリリース予定。(海外ドラマNAVI)

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Photo:『ウォーキング・デッド』©Jackson Lee Davis/AMC