今月15日(月)に開催された第75回エミー賞授賞式で作品賞を含む主要4部門を受賞し、コメディ部門で他を圧倒した『一流シェフのファミリーレストラン』。実はそのカテゴリー分けをめぐって一部で論争が起きているが、キャストやスタッフはどのように考えているのだろうか?
「人間であることのめちゃくちゃな様子を反映」
プライムタイム・エミー賞で作品賞・主演男優賞・助演男優賞・助演女優賞・監督賞・脚本賞など10冠を達成し、コメディ部門をほぼ席巻する圧倒的な強さを見せた『一流シェフのファミリーレストラン』だが、この作品はそもそもコメディなのか?という疑問がオンライン上で浮上。そのドラマチックさやストレスフルなトーンはコメディよりもドラマと定義するべきではないかということによる疑問で、中にはドラマ部門で競うべきという声もあるが、キャストやスタッフの意見は異なるようだ。
作品賞受賞後に舞台裏で記者から同作をコメディだと思うかと質問された主演のジェレミー・アレン・ホワイトは「イエス!」と回答。製作総指揮のジョシュ・シニアも同調し、「僕が思うに、この作品は人生に忠実。おかしい時もあれば真剣な時もある。僕らが心がけているのは、本物の物語を語ること」と、本作がコメディに分類されるべき理由を説明した。シニアはまた、一話あたり30分という同作の仕様もコメディに当たるという考えを示した。
助演男優賞を受賞したリッチー役のエボン・モス=バクラックは、「コメディとドラマに対する考えが少し時代遅れ」とコメント。「僕らは、人間であることのめちゃくちゃな様子を反映しようとしただけ。それは愉快でもあるし、苦しくもある」と自身の見解を述べた。
特に気に入っているコメディシーンについて聞かれたエボンとシドニー役のアヨ・エデビリは、シーズン1で店がシカゴ保健局から衛生レベルCと判定されたシーンをチョイス。彼らによれば、この場面はコメディ要素とドラマ要素の境界線がいかに曖昧であるかを示す格好の例で、事態は深刻だが、誰も責任を取りたくない状況でオーナーになるという展開が面白さを増すという。
カテゴリーの区別に関する論争は、賞レースでたびたび繰り返されてきた。特に近年はヒューマンドラマの割合が高い作品が多いだけに、明確な線引きはますます難しくなっているのかもしれない。
『一流シェフのファミリーレストラン』シーズン1~2はDisney+(ディズニープラス)にて独占配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:米Deadline
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Photo:『一流シェフのファミリーレストラン』© 2023 Disney and its related entities