人気犯罪捜査ドラマ『シカゴP.D.』から降板することが発表されたあの人の最後のエピソードが、本国アメリカで放送された。彼はどのように作品を去ったのか、米Varietyが伝えている。(※本記事は日本で未放送のシーズン10のネタバレを含みますのでご注意ください)
『シカゴ・ファイア』のスピンオフドラマで、本家同様に人気を博している『シカゴP.D.』。2014年の放送開始当初からメインキャストとして人気を集めてきたジェイ・ハルステッド役のジェシー・リー・ソファーがシーズン10をもって降板。彼にとって最後の出演回となったシーズン10の第3話「A Good Man」が、現地時間10月5日(水)に放送された。
『シカゴ P.D.』ジェイ・ハルステッドとの別れ…
元軍人であるジェイは、新たに担当することになった強盗事件の関係者で、退役軍人レニーの名誉を守ろうと必死に捜査をしていたが、犯人と対面した際に行き過ぎた自己防衛によって何度も犯人を刺して殺してしまう。
その後、辞表を出して特捜班を離れることにしたジェイは、事件の真相を話す代わりに、ドラッグカルテルを追う部隊に入ることを報告。派遣先のボリビアに発つ前、空港に見送りに来たハンク・ボイト(ジェイソン・ベギー)が残ってもらうためならどんな仕事でも依頼するとオファーするが、ジェイは断りシカゴを去るのだった。
ジェシー・リー・ソファー最後の出演回の裏側
シリーズの中でも衝撃的なエピソードになったジェシーのフィナーレ。ショーランナーのグウェン・シガンはNBC Insiderに対し、卒業エピソードにはより一層の注意を払ったと製作の裏側を明かした。
「みんなハルステッドのキャラクターのために正しいことをしたかったのです。去るという決断が、彼自身のものであるようにしたいという思いがありました。彼を殺さずに残して、良いことをするためにこの世界を出ていくようにすることが重要だと感じました。彼が元の自分を取り戻すという考えが、この機会をくれました。軍隊は常に彼を形成するうえで欠かせないものでした。兵士たちとの時間が彼自身をつくり、モラルや指針をつくってきたと思います。だから彼がある種の簡潔さと正しいことと悪いことというアイデアに立ち返りたいと望むのは当然のように感じます」
ジェシー・リー・ソファー「ハルステッドファンでいてくれたみんなへ」
放送後、ジェシーはTwitterを更新。「ハルステッドファンでいてくれたみんなへ。僕が感謝していることを知っておいてほしい。この旅についてきてくれてありがとう。本当に感謝しています。」とファンにメッセージをおくった。
コメント欄はジェシーが卒業するという現実を受け止められないファンのメッセージで埋め尽くされ、「いかないで(泣)」「絶対に恋しくなるよ」「大好き」といったコメントがみられた。当面の間、ジェシーロスの声が聞こえてきそうだ。
『シカゴ P.D.』シーズン10は、NBCにて放送中。日本では、U-NEXT(ユーネクスト)やHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『シカゴ P.D.』© 2017 NBCUniversal Media, LLC