「ロズウェル事件」で有名な米ニューメキシコ州ロズウェルを舞台にしたSF青春ドラマ『ロズウェル/星の恋人たち』。現代ならではの設定を加えたリブート版の製作も決定し、続々と新キャストが発表されているが、実は本国での放送が終了してからもう約15年! 本作をきっかけにブレイクした懐かしのキャストたちの今を追ってみよう。
目次
■ジェイソン・ベア(マックス)
1973年生まれの44歳。
ダイナーで撃たれたリズを助けたことで生活が一変してしまうマックスを演じていたジェイソン。中身が宇宙人とはいえ、外見がこんなイケメンだったら誰もがころっといっちゃうよなーなんてことを考えながら当時は見ていた覚えが...。
今年で45歳になるので、驚くのも失礼かもしれないが、今では結婚してパパに! 実は『ロズウェル』に出演していた当時は、妹役のキャサリン・ハイグルと交際していたのだが、2004年の映画『THE JUON/呪怨』の日本での撮影中に知り合ったケイディー・ストリックランド(『プライベート・プラクティス』)と2006年に結婚。2013年に第一子となる息子が誕生している。
俳優としては2006年から2010年に掛けて製作に至らなかった新作ドラマのパイロット版への出演は数回あったのだが、残念ながら2012年の『ブレイクアウト・キング』シーズン2以降目立った活動をしていない。
■シリ・アップルビー(リズ)
1978年生まれの39歳。
命を救われたことで、マックスと恋人関係になるリズ。その波乱万丈な高校生活を日記に綴り、素敵な自宅の屋上で物思いにふけていた彼女も今ではアラフォーに。2013年にシェフでレストランを経営するジョンさんと結婚し、同年第一子を出産。2015年には第二子が生まれた。
『ロズウェル』出演後もTVドラマを中心に活躍を続けているが、2015年から米Lifetimeで放送中(日本ではTBSオンデマンド、Hulu、Amazonプライム等で配信中)のブラックコメディ『UnReal』はエミー賞にもノミネートされ大ヒット中だ。本国ではシーズン4の放送が今年に控えている。
その他にも『コード・ブラック 生と死の間で』、『GIRLS/ガールズ』、『シカゴ・ファイア』といった人気シリーズへゲスト出演。2012年のウェブシリーズ『恋愛マニュアル ~未来からのラブ・アドバイス~』では主役として出演しただけでなく、エピソード監督とプロデュサーも務めた。
彼女のInstagramを見ていると、定期的に『ロズウェル』時代の写真を投稿しており、シリにとっても自身の人生を変えた大きな意味のあるシリーズだったことが伝わってくる。
■キャサリン・ハイグル(イザベル)
1978年生まれの39歳。
マックスの妹イザベルを演じたキャサリン。人間を恐れるあまり、リズやマリアに冷たい態度を取ることもあったが、徐々に打ち解けていく。恋人だったアレックスを亡くし辛い時期もあった彼女だが、シーズン3ではジェシー・ラミレスと結婚。
『ロズウェル』終了後に出演した『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』ではゴールデン・グローブ賞助演女優賞に2年連続でノミネート。その後は活躍の場を映画界に移し、『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』、『幸せになるための27のドレス』、『男と女の不都合な真実』、『グリフィン家のウエディングノート』といった作品に出演している。
2017年には法廷ドラマ『Doubt(原題)』で主演を務めていたが、わずか第2話放送後に打ち切りとなってしまっていた。今年放送予定の『SUITS』シーズン8に、レギュラーとして出演することが決定しているので、久々にキャサリンの姿をTVドラマで見れるようになるだろう。
プライベートでは2007年にミュージシャンのジョシュ・ケリーと結婚。2009年には韓国から養子に迎えた8歳のナーリーちゃんと、2012年に同じく養子縁組で迎えたアフリカ系のアデレイドちゃん4歳がいるが、初となる実子を2016年に出産。子どもたちと楽しそうに過ごす生活の様子を頻繁にInstagramに載せている。
■ブレンダン・フェア(マイケル)
1977年生まれの40歳。
マックス、イザベルと同じくエイリアンのマイケルを演じたブレンダン。マックスたちとは違い、辛い環境で育ったため人間に対し敵意を持っていたが繊細な部分も持つキャラクターだった。
2006年に結婚したジェニファーさんとの間に3人の子どもを持つパパになったブレンダン。実は劇中でも付き合っていたマリア役のマハンドラとは、2001年から2003年まで婚約をしていた時期がある。そんな二人は今でも友人のようで、Instagramには度々ツーショット写真を掲載している。
『ロズウェル』終了後も多くのTVシリーズに出演。『CSI:マイアミ』、『BONES』、『NIKITA/ニキータ』『ワイノナ・アープ』にはゲストとして、『ナイトシフト 真夜中の救命医』ではメインキャストの一人として活躍。現在は、2019年公開予定のインディーズ映画『Brotherhood(原題)』をカナダで撮影中のようだ。
■マハンドラ・デルフィノ(マリア)
1981年生まれの37歳。
リズの親友マリアを演じたマハンドラ。はじめはマックスたちを怖がっていたものの、マイケルと付き合いはじめる。
『ロズウェル』後も、『Quarterlife(原題)』、『State of Georgia(原題)』、『Friends with Better Lives(原題)』といったTVシリーズに出演をしていたが残念ながら日本ではどれも未公開。2010年の映画『かぞくはじめました』では、イザベル役のキャサリンと、昨年にはTVシリーズ『Life in Pieces(原題)』でアレックス役のコリン・ハンクスと再共演を果たした。
劇中でも度々その歌声を披露していたマハンドラ。シンガーとして今までに2枚のアルバムをリリースしており、2018年後半の完成に向け、新しい楽曲の制作をしていることを自身のTwitterでファンに報告をしていた。
プライベートでは、2007年に俳優のデヴォン・ガマーソール(『私はラブ・リーガル』)と結婚するも翌年に離婚。2011年には『バッド・ママ』などに出演する俳優デヴィッド・ウォルトンと再婚している。二人の間には2012年に生まれたセシリアちゃんと2013年生まれのルイ君がいる。
■ニック・ウェクスラー(カイル)
1978年生まれの39歳。
リズをマックスに奪われてしまうというかわいそうなカイルを演じたニック。スポーツ万能で俗に言うJockタイプ。父親はマックスたちに疑いの目を向けるバレンティ保安官。
『ロズウェル』を見ていなかった人でも、『リベンジ』のジャック役と言えば顔を思い浮かべることが出来るのではないだろうか? その他にも『ザ・プレイヤー ~究極のゲーム~』、『シカゴ P.D.』、リブート版『ダイナスティ』、『ブルックリン警察 -内部告発-』にゲスト出演をしている。2016年には米FOXの『Recon(原題)』で主演に抜擢されるも、シリーズ化はされなかった。
■コリン・ハンクス(アレックス)
1977年生まれの40歳。
リズとマリアとは小学生からの親友であるアレックスを演じたのは、あの名優トム・ハンクスの息子のコリン。
1996年に映画『すべてをあなたに』で俳優デビューするも、TV出演は『ロズウェル』が初めてだった。『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』、『FARGO/ファーゴ』といったTVシリーズや、『オレンジカウンティ』、『キューティ・バニー』などの映画に出演。2015年の『オール・シングズ・マスト・パス』では監督デビューを果たした。
現在は、2015年から米CBSで放送中のファミリーコメディドラマ『Life In Pieces(原題)』にメインキャストとして出演中。
プライベートでは2010年に評論家のサマンサさんと結婚。オリビアちゃんとシャーロットちゃんという二人の娘がいる。
■エミリー・デ・レイヴィン(テス)
1981年生まれの36歳。
シーズン1後半から登場した謎の転校生テスを演じたエミリー。リズとマックスの間に入ってくる彼女にハラハラさせられたファンは多いのでは。
演じたエミリーは、『ロズウェル』終了後も『Lost』やシーズン7で幕を閉じることが決定した『ワンス・アポン・ア・タイム』といったヒットシリーズでレギュラーキャストとして活躍を続けている。
プライベートでは、2003年に俳優のジョシュ・ジャノウィッツ(『オン・ザ・ドール』)とエミリーの故郷オーストラリアのメルボルンで結婚をするも6カ月後には別居。その後、復縁をするも2013年に離婚が成立。2014年夏から交際をスタートさせた監督・脚本家のエリック・ビリッチと、2016年に婚約。二人の間にはヴェラ・オードリーちゃんという娘がいる。
アメリカで現在製作が進んでいるリブート版『ロズウェル』も、彼らのように長年に渡り活躍する若手スターたちが誕生するかどうかが楽しみだ。オリジナル版のファンとしては、ブレンダンが「オリジナルキャストで新しい物語を作りたい」と明かしていたように、何かしらの形で彼らが戻ってくれることを願うばかりだ。
Photo:『ロズウェル/星の恋人たち』
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