『スター・トレック』シリーズや『FRINGE/フリンジ』『SCORPION/スコーピオン』のアレックス・カーツマンと、『HAWAII FIVE-0』『MACGYVER/マクガイバー』のピーター・M・レンコフらが製作総指揮を務める米CBSのSFドラマ『サルベーション -地球(せかい)の終焉-』。同作がシーズン2で終了することが明らかになった。米Varietyなど複数のメディアが報じている。
本シリーズは、マサチューセッツ工科大学(通称:MIT)の院生リアムは、わずか186日後に小惑星が地球に衝突することを研究データから発見するところから始まる。21世紀最大の起業家にして科学者のダリウスに助けを求め、二人はペンタゴンのハリス国防副長官を訪ねる。そこで報道官のグレースと共に小惑星"サムソン"から地球を救う極秘計画を知り、最先端の技術を駆使し、人類の運命を懸けた極秘計画を進めていくというストーリー。
シーズン2では、ロシアからアメリカに向けて発射された核ミサイルの行方や、ハッカー集団"レジスト"の動向、火星に脱出させるための巨大ロケット"サルベーション"をめぐっての混乱など、人類は様々な危機に直面していく。
『サルベーション』シーズン2の視聴率は?
シーズン2は、夏のシリーズとして今年6月に本国アメリカで放送スタート。18歳から49歳までの視聴者の間では1話あたり270万人、0.3レーティングを獲得していたが、このデータはシーズン1のレーティングと比較すると36パーセントと低い結果で、全視聴者数では24パーセントのダウンとなっていた。
主人公リアム役には、映画『わたしを離さないで』の英国俳優チャーリー・ロウ。天才ダリウス役には『マスケティアーズ/パリの四銃士』や『HEROS/ヒーローズ』で注目された俳優サンティアゴ・カブレラが。ハリス国防副長官役には大ヒットシリーズ『HAWAII FIVE-0』のアダム役で知られるイアン・アンソニー・デイル。
そのほかに、国防総省の報道官グレース役にジェニファー・フィニガン(『タイラント -独裁国家-』)、駆け出しのSF作家ジリアン役をジャクリーン・バイヤーズ(『タイムレス』)。アシュリー・トーマス(『24:レガシー』)、メリア・クライリング(『カンパニー・オブ・ヒーローズ バルジの戦い 』)らが出演している。
残念なニュースではあるが、本作は2018年SF・ファンタジー・ホラー作品のアカデミー賞とも呼ばれるサターン賞で、テレビ部門最優秀SFシリーズにノミネートされた良作。物理学者も顧問に迎え、実際に研究が進んでいるテクノロジーや宇宙開発の現実が詳細に盛り込まれている。全13話の『サルベーション2-地球の終焉-』はWOWOWプライムにて放送中。
(海外ドラマNAVI)
Photo:『サルベーション -地球(せかい)の終焉-』
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