あらすじ

ボストン国際空港に自動着陸した機内では、乗員･乗客全員の肉体が溶け落ち骨だけになっていた。FBI捜査官のオリビア・ダナムは、相棒スコット捜査官と共に捜査に加わる。すると捜査上にウォルター・ビショップ博士という、フリンジ・サイエンス（非主流科学）の天才博士の名が浮き上がる。しかし、博士は17年間ある施設に収容されており、博士に相談できる唯一の手段は、疎遠になっていた博士の息子のピーターに協力を頼むことだった。IQ190の天才ピーターをなんとか説き伏せ、オリビア、ウォルター、ピーターの3人は事件を追う。そして、死のフライトで起きた事が、さらに巨大で衝撃的な真実の氷山の一角に過ぎないと知るのだった…。

見どころ

ドラマ『LOST』や『ウェストワールド』、映画『スター・トレック』などで知られるハリウッドの売れっ子クリエイター、J.J.エイブラムスが送るサイエンス・ミステリー。製作費は第1話だけでも何と1000万ドル（約10億円）を投入、その映像はド迫力だ。『ザ・パシフィック』のアナ・トーヴ、『ドーソンズ・クリーク』のジョシュア・ジャクソン、映画『ロード・オブ・ザ・リング』のジョン・ノーブル「宇宙大作戦／スター・トレック」のレナード・ニモイなど名優の演技も見もの。中毒になってしまうミステリーの連続でその世界観にどっぷりはまってしまう作品だが、シリーズが進むにつれて親子の愛情、家族とは何かを説いており、SFをベースにしているとはいえ深みのある脚本やセリフの一つ一つが心にずしっと来るヒューマンドラマでもある点がこの作品が愛される理由だろう。