クローン人間として生まれた女性たちを中心に物語が展開するサスペンス・ドラマ『オーファン・ブラック 暴走遺伝子』。本作の続編がTVドラマではなく、デジタル小説で描かれることが明らかになった。米Varietyが報じた。
オリジナルのTVシリーズを手掛けた製作会社Temple Street Productionsはデジタル出版のSerial Boxと契約し、クローンたちのその後を描く『Orphan Black: The Next Chapter(原題)』を製作すると発表。今夏、全10話のオーディオブックとデジタル小説がSerial Boxにてリリースされる予定。
『オーファン・ブラック』は、2013年から5シーズンにわたり加SPACEと米BBC Americaで放送され、自分がクローンの一人であることを悟ったサラを中心に、複雑な陰謀が徐々に解き明かされていくシリーズ。主人公サラをはじめ、何役ものクローンを見事に演じ分けた主演のタチアナ・マズラニーの演技は高く評価され、2016年のエミー賞でドラマ・シリーズ部門主演女優賞に輝いた。
Temple StreetとSerial Boxによれば、『The Next Chapter』はオリジナル版の正式な続編であり、シーズン5の最終回から8年後の世界が舞台になり、タチアナが声を担当するとのこと。両社はプロットの詳細を明かしていないが、コシマ(タチアナ)とデルフィーヌ(エヴリーヌ・ブロシュ)の関係性が物語の重要な部分を担うことになるという。作家のマルカ・オールダーがショーランナーを務め、ミシェル・ベイカー、リンゼイ・スミス、ヘリ・ケネディ、マデリン・アシュビー、E・C・マイアーズが脚本を担当する。
今年3月には、今回発表された『The Next Chapter』とは別に、米AMCで『オーファン・ブラック』と同じ世界を舞台にした全く新しい物語の企画が進行中と報じられている。
『オーファン・ブラック 暴走遺伝子』は、現在Netflixで全シーズン配信中。(海外ドラマNAVI)
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『オーファン・ブラック 暴走遺伝子』
(c)Ken Woroner/BBC AMERICA