『THE FLASH/フラッシュ』女性キャラクターを中心にしたエピソードが増えた理由

米CWのDCドラマ『THE FLASH/フラッシュ』では女性キャラクターを中心に描くエピソードが増加の傾向にあり、その点についてショーランナーのエリック・ウォレスが理由を語っている。

『THE FLASH』では、キラー・フロスト/ケイトリン・スノー(ダニエル・パナベイカー)やセシル・ホートン(ダニエル・ニコレット)、アレグラ・ガルシア(ケイラ・コンプトン)にフォーカスしたエピソードが放送され、主人公フラッシュ/バリー・アレンの妻であるアイリス・ウェスト(キャンディス・パットン)の存在はますます大きくなっている。

その理由についてエリック・ウォレスが、現実の世界を反映していない物語を語ることはストーリーテラーとして受け入れられないからだと米Insiderに説明した。

「最後に僕が地球の人口をチェックしたら、51パーセントが女性だったんだ。つまり、どのストーリーも現実世界を反映していなくちゃいけないってことだ。そうでないと視聴者に対してフェアじゃないし、事実的に正しくないことになってしまう。それは、ストーリーテラーとしては受け入れられないよね」

また、ウォレスは女性にフォーカスしたエピソードのアイデアは、アイリスが設立したセントラル・シティ・シチズンの記者で構成されたグループ"チーム・シチズン"の誕生と関係しているとも続けている。

そして、初めてチーム・シチズンのアイデアをCWに伝えたときの反応も明かし、「彼らは"それは何だい?"という感じで、僕は"まだ確かではありませんが、全員女性でカッコイイことはわかっています。それぞれが自分の任務をこなして、各自のストーリーがぶつかり合うまでは『THE FLASH』とは全然関係ないんです"って説明したんだ」と述べていた。最終的にチーム・シチズンは、シーズン6後半のミラーバースのストーリーでアイリスが体験する旅の土台となっている。

残念ながら、チーム・シチズンのメンバーの一人はある人と共にセントラル・シティを去ってしまったが、残りの女性キャラクターの活躍が今後も期待できそうな『THE FLASH/フラッシュ』シーズン7はCWにて毎週火曜に放送中。日本では海外ドラマエクスプレスで配信中。(海外ドラマNAVI)

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『THE FLASH/フラッシュ』© and TM DC Comics © Warner Bros. Ent. Inc.