大ヒットドラマ『ウォーキング・デッド』では、原作コミックとは異なる展開が数多く描かれ、多くのキャラクターの運命も大きく変わった。中には原作だと早い段階で命を落としたのにもかかわらず、ドラマ版では長く生き残り、物語の中心人物として活躍したキャラクターもいる。そんなキャラクター5人を米TV Lineが取り上げているので紹介する。
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ドラマではコミック版より長生きだった『ウォーキング・デッド』キャラクター
シェーン・ウォルシュ(ジョン・バーンサル)

シェーンは、原作コミックでは第1巻第6話の終盤でカールに撃たれて命を落とすため、ドラマ版も原作通りであればシーズン1で退場するはずだった。しかし、ドラマではシーズン2終盤まで生き延び、リックに殺された後、ウォーカー化したところをカールに撃たれる展開へと変更されている。
この変更についてシェーン役のジョン・バーンサルは、当時ショーランナーだったフランク・ダラボンが「リックとシェーンの友情には、原作では描き切れなかったドラマがある」と考え、その関係性をより深く掘り下げたかったと明かしている。また、原作者でドラマ版にも関わるロバート・カークマンも、シーズン1が全6話と短かったことで原作通りの退場を描くには時間が足りず、その結果、シーズン2を通してシェーンの破滅へ向かう物語をじっくり積み上げることができたと語っていた。
モーガン・ジョーンズ(レニー・ジェームズ)

モーガンは、ドラマ版では『ウォーキング・デッド』だけでなくスピンオフ『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』でも長く活躍したキャラクターだ。しかし、原作コミックでは登場期間は少なく、不在の時も多かった上に物語の中盤に差しかかる前に命を落としている。原作版のモーガンは妻と息子を失った悲しみに取りつかれた人物として描かれ、ドラマ版シーズン6で見せる「殺さない」という信念に辿り着く前に退場してしまうのだ。
原作者のカークマンは、コミックでもモーガンにもっと活躍の場を与えようと考えていたものの、物語の流れ上それが難しかったと明かしている。本来、モーガンはもっと早く仲間たちと再会する予定だったが、それが実現できなかったため、彼が担うはずだった役割をタイリースに託したという。ドラマ版では、その埋めきれなかった可能性を生かす形で、モーガンに長期的な成長物語が与えられることになった。
キャロル・ペルティエ(メリッサ・マクブライド)

キャロルは、ドラマ序盤では生き残ることが難しいと思われたキャラクターの一人だった。家庭内暴力の被害者で戦闘能力もなかった彼女は、原作コミックで描かれたように、刑務所編の途中で自ら命を絶つ運命を辿ると思われていた。
しかし、ドラマ版のキャロルはシーズン3の刑務所編で危機を迎えながらも生き延び、そこから驚くほどの成長を遂げていく。かつて弱さを抱えていた女性は、冷静な判断力と戦闘能力を備えた屈指のサバイバーへと変貌し、リックやダリルと肩を並べるほどの存在感を放つように。いまやキャロルはスピンオフ『ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン』でも活躍し、シリーズに欠かせないキャラクターとなっている。
ゲイブリエル神父(セス・ギリアム)

ゲイブリエル神父はシーズン5で登場した当初、臆病で頼りない人物として描かれ、屈強なキャラクターより長く生き残るとは誰も予想していなかった。しかし、原作コミックのゲイブリエルが〈囁く者〉との戦いの中で不名誉とも言える最期を迎えるのに対し、ドラマ版ではシリーズ終了まで生き伸びる。
かつては恐怖に支配されていたゲイブリエルだが、仲間たちとの経験を通じて勇気を身につけ、戦える人物へと変化していく。演じるセス・ギリアムも、当初は早期退場になるだろうと考えていたが、実際にはその予想を大きく裏切り、シリーズ屈指の成長を遂げるキャラクターとなった。
ジュディス・グライムズ(ケイリー・フレミングなど)

赤ん坊としてあの世界に登場したジュディスが生き延びたのは、『ウォーキング・デッド』の中でも特に「信じられない」と言われるほど奇跡的なものだ。原作コミックでは総督との戦いの中で、母ローリとともに命を落とした。しかしドラマ版では、シーズン4の刑務所編終盤で死亡したと思わせる展開を見せながらも、その2話後に生存が判明。その後、5シーズンにわたり成長を続け、シーズン9のタイムジャンプ後には、驚くほどたくましい9歳の少女として登場する。
新ショーランナーのアンジェラ・カンは、時間経過によってジュディスに初期のカールのような役割を与えられる点に魅力を感じたと説明。「この世界を考えれば、彼女が乳児期を生き延びるなんて本来ありません。それでも生き残れたのは、コミュニティ全体が彼女を守り、成長を支えてきたから。そしてミショーンという素晴らしい母親がいたからです」と語っている。
『ウォーキング・デッド』全11シーズンはU-NEXTで配信中。(海外ドラマNAVI)









