様々なドラマに出演したスコットランド出身のベテラン俳優フィリーダ・ロウが、94歳で亡くなっていたことが明らかになった。
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エマ・トンプソンとソフィー・トンプソンの母親
フィリーダは7月27日、自宅で同じく俳優になった二人の娘、エマ・トンプソンとソフィー・トンプソンを含めた家族に見守られながら安らかに息を引き取ったという。94歳だった。訃報を明かしたマネージャーのジャッキー・レゴは、「50年以上にわたりともに仕事をしてきたが、内面も外面も美しい人だった」と故人について語っている。
グラスゴーで生まれたフィリーダは、ダニエル・デイ=ルイスやジェレミー・アイアンズ、パトリック・スチュワートなども輩出したブリストル・オールド・ヴィック演劇学校で演技を学び、数々の作品に出演。2014年には、演劇と慈善活動への貢献が認められてOBE(大英帝国勲章)を受勲。ドラマとしては『ウェイキング・ザ・デッド 迷宮事件特捜班』『ローズマリー&タイム』『刑事フォイル』『ドクター・マーティン』『ニュー・トリックス ~退職デカの事件簿~』『バーナビー警部』などでゲストを務めた。

人気ドラマ『名探偵ポワロ』には2役で出演。シーズン1第8話「なぞの盗難事件」とシーズン12第3話「ハロウィーン・パーティー」で異なる役柄に扮した。前者では、新型戦闘機の設計図をめぐる不可解な盗難事件の場に居合わせる一人、やや辛辣なレディ・キャリントン役を演じた。後者では、過去に起きた殺人事件の被害者と疑われる一人、ドレイク夫人の伯母で金持ちのルウェリン・スマイス夫人役として回想シーンに登場している。
同じく俳優だった夫エリック・トンプソンとの間にもうけた二人の娘とは何度も共演。長女エマと多数の作品で一緒に仕事をしており、エマと結婚していたケネス・ブラナーの監督作、『ピーターズ・フレンズ』と『から騒ぎ』に母娘で出演。アラン・リックマンが監督デビューを果たした1997年の映画『ウィンター・ゲスト』では主役となる母娘を演じた。エマが主演・脚本を担当した『ナニー・マクフィーの魔法のステッキ』にもフィリーダは声優として参加。

そして次女ソフィーとは、グウィネス・パルトロー主演映画『エマ』でミセス・ベイツとその娘として親子役を演じた。さらに前述した『名探偵ポワロ』の「ハロウィーン・パーティー」には、ソフィーも子どもたちを次々と殺されるレイノルズ夫人役で出演している。
ドラマや映画で長らく活躍したフィリーダの冥福を祈りたい。










