『マンダロリアン』シリーズで主人公の賞金稼ぎディン・ジャリン/マンダロリアンを演じるのはペドロ・パスカルだが、もう一人の存在なしにこのキャラクターは語れない。同役のスタントダブル/スーツパフォーマーを担当するブレンダン・ウェインが、自身の付け加えた点を明かした。米Varietyが伝えている。
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仕草がジョン・ウェインに似ている理由
『スター・ウォーズ』の新たなスピンオフドラマとして2019年から3シーズン続き、先日より映画版『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』が公開中の『マンダロリアン』シリーズ。その主役の顔を務めるのはペドロ・パスカルだが、ヘルメット着用時はブレンダン・ウェインが多くの動きや台詞を担っている。
ブレンダンは当初からマンダロリアンに大きな影響を与えていた。2018年、クリエイターのジョン・ファヴローとルーカスフィルム社長デイヴ・フィローニが同席したドラマ版のオーディションに参加したブレンダンは、ボバ・フェットに酷似した分厚いコスチュームを着用した後、マンダロリアンのライフルを手に取ってすぐ違和感を覚える。ライフルが長すぎて歩く時にブーツに引っかかったのだ。そこで彼は、銃身を6インチ短くし、ホルスターを追加するよう提案した。そうした細部にまでこだわる知識はどこから来たのか? 彼の祖父は、数多くの西部劇で活躍したオスカー俳優のジョン・ウェイン(『駅馬車』『勇気ある追跡』)だったのだ。
ブレンダンは、祖父の遺産がマンダロリアンとしての動きに影響を与えたと解説する。「マンダロリアンが腰を下ろす様子を見たら、“ジョン・ウェインに似ている”と思うだろう。それは演じているのが私だからだ。私が普段休む時の姿勢なのさ」と語る。祖父の真似をするつもりはなかったが、ファヴローに動きを遅くするよう指示されて「これは遺伝だ」と気づいたという。

なお、マンダロリアンのコスチュームの総重量は62ポンド(約28kg)! にもかかわらず、ブレンダンは一日あたり13時間にも及ぶ撮影を、コスチュームを脱がずにこなした。食事の際には上部を外せたものの、着替えるのにおよそ7分かかり、グローグーのパペットが肩に乗っている場合はさらに10分が加算された。そんな過酷な撮影だが、彼にとっては非常に価値あるものだった。ファヴローが監督を務めた2011年の映画『カウボーイ&エイリアン』や『エージェント・オブ・シールド』『スター・ウォーズ:アソーカ』に端役で出演していたブレンダンだが、『マンダロリアン』は初めて長期で得た俳優仕事だったからだ。
「あの仕事は家族に心の安らぎをもたらした。シーズン1と2の途中まで、週7日働いた。週末にはバーテンダーも続けていた。ハリウッドは信用できないからだ。毎日契約書にサインしていたが、これほどの大作にもかかわらず、非常に少ない予算の契約だった。しかし、私にとっては大きな違いを生んだ。3人の娘たちに人生で成功する機会を与えたかったからだ。おかげで、価値観を学び、素晴らしい教育を受けることができる場所に子どもたちを通わせることができた」
さらに俳優として、『スター・ウォーズ』の重要キャラクターを創造したブレンダン。「もしそれが人生を変えるものでないと思うなら、その人が何を求めているのか分からないよ」と、キャラクターの掘り下げに寄与した喜びを語った。
なお、マンダロリアン役はペドロとブレンダンのほかに実はもう一人おり、ストームトルーパーとの銃撃戦や巨大な宇宙生物との戦いといったアクションシーンではスタントマンのラティーフ・クラウダーが同役を担っている。ブレンダンは自分がマンダロリアンを演じた具体的な割合を明かさなかったものの、見分けるためのヒントを一つ提供した。
「私の首は(3人の中で)一番長い。だから、カウル(首周りのパーツ)からケープまでの間に少しスペースがある。それが私を見分ける方法だ」と語る。また、自身は「真っ直ぐな線のように細長い」体型である一方、ラティーフの体型は「(三角形をしたチップス)ドリトスのような」逆三角形だと表現。「彼は肩幅が広く、ウエストがくびれていて、僧帽筋が発達している。それに、ドレッドヘアだからさらにボリュームがあり、ケープの位置も少し高い」と、自分との違いを説明した。
『マンダロリアン』シーズン1~3はDisney+(ディズニープラス)で配信中。『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』は全国ロードショー中だ。(海外ドラマNAVI)







