アガサ・クリスティー原作「七つの時計」ドラマ版の配信日が明らかに！予告編も到着

英国が生んだ“ミステリーの女王”アガサ・クリスティーの作品をNetflixが初めてドラマ化する『Agatha Christie’s Seven Dials（原題）』。その配信日が明らかになり、初映像とファーストルック画像も届いた。米Deadlineなど複数のメディアが報じている。

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本作の原作は、クリスティーが1929年に発表した長編小説「七つの時計」。その4年前に出版された「チムニーズ館の秘密」に出てきたチムニーズ館で新たに起きた事件をきっかけに、陰謀の存在が明らかになっていく。

チムニーズ館に滞在していた客の一人、ジェリーを驚かせようと、友人たちが彼の部屋に夜中に忍び込み、枕元に8個の目覚まし時計をセットするといういたずらを仕掛ける。翌朝、時計が一斉に鳴り響くもジェリーが起きてこないので友人たちが見に行くと、彼は多量の睡眠薬を飲んで死亡していた。さらに、枕元に仕掛けたはずの目覚まし時計のうち7つがマントルピースの上に並べられ、残りの1つは窓から庭に投げ捨てられていた。その後、ジェリーが義妹に宛てた不可解な手紙が見つかり、彼の友人の一人も謎の死を遂げる。チムニーズ館の所有者であるケイタラム卿の娘バンドルは謎の解明に乗り出すが…というのが原作のストーリー。

ドラマ版の公式あらすじは次の通り。イングランド、1925年。華やかなカントリーハウスで開かれたパーティーの最中、ちょっとした悪ふざけが恐ろしい結末を迎えてしまう。事件の真相を解き明かす思わぬ探偵役は、好奇心旺盛で行動力あふれるレディ・アイリーン・“バンドル”・ブレント。彼女を待つのは、人生を一変させることになる冷酷な陰謀。古き良き英国の邸宅を舞台にした“カントリーハウス・ミステリー”の扉が今、大きく開かれる――。

小説にはクリスティーの有名な探偵、エルキュール・ポワロとミス・マープルは登場しないが、「チムニーズ館の秘密」をはじめ何度か出てくるロンドン警視庁のバトル警視が捜査に当たる。このバトル警視をマーティン・フリーマン（『SHERLOCK／シャーロック』）、今回探偵役を務めるバンドルをミア・マッケンナ＝ブルース（『HOW TO HAVE SEX』）、バンドルの母親をヘレナ・ボナム・カーター（『ザ・クラウン』）が演じる。

そのほかには、チムニーズ館で死亡したジェリーの友人の一人で、バンドルとともに謎解きに繰り出すジミー・セシジャー役にエドワード・ブルーメル（『マイ・レディ・ジェーン』）、チムニーズ館滞在客であるジェリー・ウェイド役にコーリー・ミルクリースト（『クイーン・シャーロット　～ブリジャートン家外伝～』）とロニー・デヴァルー役にナバーン・リズワン（『インダストリー』）、政府高官のジョージ・ロマックス役にアレックス・マックイーン（『ハイジャック』）、執事トレドウェル役にガイ・シナー（『ザ・クラウン』）、シリル・マティプ医師役にナシャ・ハテンディ（『カジュアル』）などが出演。

昨年春に制作が報じられた本作の初映像がついに到着。1分あまりのティーザー映像の中で、入り組んだ謎に立ち向かう主人公バンドルや母親、バトル警視の姿を見ることができる。さらにそのラストで、2026年1月15日（木）に配信スタートとなることが明かされた。

同時にリリースされたファーストルック画像では、前述の3人に加えてジミー・セシジャー、ジェリー・ウェイド、ロニー・デヴァルーも写っている。

全3話の本作の脚本・製作総指揮を務めたのは、『ブロードチャーチ　～殺意の町～』や『ドクター・フー』を手掛けたクリス・チブナル。『ドクター・フー』を英BBCで2022年に放送されたシーズン13をもって去ったチブナルにとっては、それ以来のドラマプロジェクト。そのほかには、スザンヌ・マッキー（『ザ・クラウン』）やクリス・サスマン（『グッド・オーメンズ』）が製作総指揮に名を連ねる。メガホンを取ったのはクリス・スウィーニー（『ザ・ツーリスト　俺は誰だ？』）。

（海外ドラマNAVI）

参考元：米Deadline、アガサ・クリスティー公式サイト、英Radio Times