撮影中の『FBI』新スピンオフから主要キャストが降板

9月より撮影している、米CBSの人気ドラマ『FBI：特別捜査班』の新たなスピンオフ『CIA（仮題）』。その主要キャストの一人が降板することが分かった。米Deadlineが報じている。

主役コンビの上司役が去ることに

本作の主役は、性格も捜査スタイルも正反対の二人、おしゃべりで規則を無視する型破りなCIAケースオフィサーのハート・ホクストンと、法と規則を重んじる堅実なFBI捜査官ビル・グッドマンのコンビ。CIAニューヨーク支局に配属された二人は、アメリカ国内の脅威や犯罪に立ち向かっていく中で、互いの違いが実は最大の強みであると気づいていく…というストーリー。人気ドラマ『LUCIFER／ルシファー』でタイトルロールを務めたトム・エリスがホクストン役を、『シカゴ・メッド』のウィル・ハルステッド役でおなじみのニック・ゲルファスがグッドマン役を演じる。

この度降板することになったのは、CIAスーパーバイザーであり、CIAニューヨーク支局の局長役を務めるマイケル・ミシェル。『ER 緊急救命室』の小児科医クレオ・フィンチ役で知られる彼女は、グッドマン役のニックとともに9月上旬に同作出演を報じられたが、それから2ヵ月足らずで去ることになった。主役コンビの上司役を担ったマイケルの役柄がリキャストされるのか、それとも彼女の役柄の後を別のキャラクターが引き継ぐことになるのかは不明だ。

ほかには、CIA分析官ジーナ・ロハス役を『シカゴ P.D.』のナタリー・リネスが務める。

当初は『FBI: CIA』、今はシンプルに『CIA』という仮タイトルで制作が進められている本作の放送開始はもともと今年の秋の予定だったが、7月にショーランナーが交代（『FBI：Most Wanted～指名手配特捜班～』のデヴィッド・ハジンス→『LAW & ORDER：性犯罪特捜班』のウォーレン・ライト）したことから、今期（2025～2026年シーズン）のミッドシーズンにズレ込んでいる。今回のキャスト降板により、さらなる遅れが生じないことを祈るばかりだ。

『CIA（仮題）』は、米CBSにて2025～2026年シーズンのミッドシーズンに放送予定。『FBI：特別捜査班』シーズン1～6はHuluにて配信中。（海外ドラマNAVI）

参考元：米Deadline