2000年代、CTU(テロ対策ユニット)の捜査官ジャック・バウアーとしてお茶の間を席巻したキーファー・サザーランド。リアルタイムで進行する革新的なスタイルで一世を風靡した『24-TWENTY FOUR-』(以下、『24』)だが、その幕開けは決して順風満帆ではなかった。キーファーが英The Independentのインタビューで語ったところによれば、本作は初期シーズンにおいて、常に打ち切りの影がちらつく不安定な状況にあったという。そんな絶体絶命の危機を救ったのは、意外にも本国アメリカではなく、海の向こう側にあるイギリスの視聴者だった。
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崖っぷちのジャック・バウアーを救ったイギリスの熱狂
「米国でこのシリーズが軌道に乗るまでには約1年半を要しましたが、イギリスでは瞬く間に火がついたんです」とキーファーは当時を振り返る。「もし英国での成功がなければ、シーズン2はおそらく制作されていなかったでしょう」。海外市場、特に英国での爆発的な視聴率が、米Foxに放送継続を決断させる決定的なカードとなったのだ。
英国での支持を足がかりに首の皮一枚でつながった『24』は、その後、空前絶後の快進撃を見せる。全9シーズン、204話にわたる放送期間中、エミー賞では68部門ノミネート、20部門受賞という驚異的な記録を樹立。キーファー自身もエミー賞、ゴールデン・グローブ賞、全米映画俳優組合賞(SAG)で主演男優賞を手にし、名実ともにトップスターの座を不動のものとした。
この成功は、スピンオフ『24 -TWENTY FOUR- レガシー』の誕生や、長年噂されている劇場版プロジェクトへと繋がっていく。なお、劇場版については現在、初期開発段階にあると報じられており、ファンの期待は高まるばかりだ。
24話という魔法が消えた現代への警鐘
インタビューのなかで、キーファーは現代のストリーミングサービス中心のドラマ制作についても、ベテランらしい鋭い見解を述べている。
昨今のドラマは1シーズンあたり8話前後が主流だが、キーファーは「わずか8話の番組に観客が深い愛着を持つのは非常に難しい」と指摘する。「のめり込んだ瞬間に終わってしまい、次のシーズンまで丸一年待たされる。かつてのテレビ界の基準からすれば、それは1シーズンにすら満たないボリュームです。『24』は年間24話制作していましたが、現代の番組がそれに追いつくには3年もかかってしまうのですから」
一方で、1シーズン15話構成の新作ドラマ『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』が登場するなど、エピソード数を増やす回帰の兆しも見え始めている。キーファーは、人々が『ER 緊急救命室』や『NYPD BLUE ~ニューヨーク市警15分署』、そして『24』のような作品に抱いていた生活の一部としての信頼関係を恋しく思っているのだと分析する。
「水曜日はこの番組があるから、夕食はこの時間に済ませよう」そんな風に、視聴者のライフスタイルに組み込まれる習慣こそが、時代を超えて愛されるヒット作の正体なのかもしれない。ジャック・バウアーとの新たな冒険が再び私たちの習慣になる日を、世界中のファンが待ちわびている。
『24-TWENTY FOUR-』全8シーズン、スピンオフ『24 -TWENTY FOUR- レガシー』はDisney+(ディズニープラス)で配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:TV Line



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