米ABCで1960年代に放送された『バットマン』をはじめ、テレビの黄金時代を築いたシリーズの衣装やアイテムがオークションに出品され、『バットマン』のコスチュームは総額100万ドル（約1億5300万円）近くで落札されたことが分かった。米Hollywood Reporterが報じている。
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落札総額およそ5億円！
10月24日（金）に「Heritage Auctions」で開催されたオークションでは、2024年に64歳で亡くなったスチュワート・バーコウィッツ氏の「Television Treasures Collection」を公開。バーコウィッツ氏は、eBay黎明期から活動していた熱心な収集家として知られている。
このオークションでは名作テレビ番組の思い出の品々が出品され、落札手数料込みの総額で317万ドル（約4億8500万円）の落札額を記録した。
1966年から1968年まで続いた『バットマン』で、バットマン役のアダム・ウェストとロビン役のバート・ウォードが着用したコスチュームは2着で57万5000ドル（約8800万円）、シーザー・ロメロがジョーカー役で着用した衣装は21万2000ドル（約3240万円）で落札。そのほかにもペンギンやキャットウーマン、バットガールなどの衣装が競り落とされ、番組から出品された衣装の落札額合計は98万9500ドル（約1億5100万円）にも上った。さらには、バットシグナル用のライトなどの小道具も落札されている。
そのほかの番組としては、1975年から1979年にかけて米ABC、CBSにて放送された『ワンダーウーマン』で主演のリンダ・カーターが着用した赤・白・青のコルセットやゴールドのカフブレスレット、そしてゴールドの「真実の投げ縄」が付いたアイコニックなワンダーウーマンのアイテム一式の落札額は22万5000ドル（約3440万円）だった。
また、米ABCで1974年から11シーズン続いたコメディドラマ『ハッピーデイズ』でヘンリー・ウィンクラーが演じたアーサー・フォンジー着用のレザージャケット2着は、それぞれ8万7500ドル（約1340万円）と7万5000ドル（約1150万円）で落札。
そして、米NBCで1966年に誕生したSFドラマ『スター・トレック／宇宙大作戦』でウィリアム・シャトナーが着用したカーク船長の衣装2着（宇宙艦隊の制服とシーズン2第4話「イオン嵐の恐怖」の別世界エピソードの衣装）は、それぞれ6万2500ドル（約950万円）と5万2500ドル（約800万円）で競り落とされた。
「Heritage Auctions」のジョー・マダレーナは、「このオークションは、テレビの黄金時代へのラブレターです。スチュワート・バーコウィッツは、時代を象徴する番組やキャラクターへのひたむきな情熱で、このコレクションを築き上げました。世界中のコレクターが熱狂的に参加し、『バットマン』や『ワンダーウーマン』『ハッピーデイズ』『スター・トレック』といった作品のコレクションが新たな持ち主のもとへ渡ったことを嬉しく思います。古典的なテレビの物語とヒーローが、世代を超えて人々にインスピレーションを与え続けていることを改めて実感しました」と語った。
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