世界中で愛される人気ホラーシリーズの新たな映像化作品が、わずか2シーズンで打ち切りとなった。作家R.L.スタインによる児童向けホラー小説を原作とするドラマシリーズ『グースバンプス』が、シーズン2をもって終了することが発表された。
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数々のメディアミックスが生まれた「グースバンプス」シリーズ
原作小説「グースバンプス」は、1992年から1997年にかけて全62巻が刊行された中編小説。このオリジナルシリーズに加え、多くのスピンオフも生まれ、その累計売上はなんと4億冊以上という驚異的な数字を記録。小説に留まらず、コミックやビデオゲーム、ボードゲームなど、様々な形でファンを魅了してきた。
映像化も過去に何度も行われている。1990年代にはカナダで製作された『ミステリー・グースバンプス』が放映されたほか(日本でもNHKで放送)、2015年と2018年には、ジャック・ブラック(『スクール・オブ・ロック』)が主演を務めた映画も製作され、大きな話題を呼んだ。
シーズン2ではデヴィッド・シュワイマーが主演、視聴者から高い評価を得るも…
今回打ち切りが発表されたドラマシリーズは、Disney+(ディズニープラス)で配信されていた最新リメイク版。シーズン2では、世界的ヒットドラマ『フレンズ』でおなじみのデヴィッド・シュワイマーが、植物学教授の父親役で主演を務めた。物語は、彼の子どもである兄妹が“何かが目覚め始める脅威”を発見するところから始まる。それが1994年に謎の失踪を遂げた4人のティーンエイジャーの“消失”と結びついていく、というミステリアスな展開だ。
シーズン2では、デヴィッドをはじめ、アナ・オルティス(『デビアスなメイドたち』)、サム・マッカーシー(『デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~』)、ジェイデン・バーテルズ(『クリミナル・マインド 国際捜査班』)、イライジャ・クーパー(『あの子はレイレイ!』)、ガリレア・ラ・サルビア(『シカゴ・メッド』)など、個性豊かな俳優陣が出演。また、複数の原作小説の要素を巧みに織り交ぜたストーリーも、ファンから高く評価された。
視聴時間は1,000万時間超えもシーズン3は見送りに
アメリカでは1,000万時間以上の視聴を記録し、国際的にも人気を集めた本シリーズ。しかし、ディズニープラスは第3シーズンの制作を見送ることを決定した。現在、制作会社は他プラットフォームでのシリーズ継続を模索していると報じられており、今後の動向に注目が集まっている。
『グースバンプス』シーズン1~2はDisney+(ディズニープラス)で配信中。(海外ドラマNAVI)