プラトニックな男女の友情を描くApple TV+のコメディドラマ『プラトニック』。シーズン2が8月6日(水)より全世界同時配信となるのに合わせて、主演・製作総指揮を務めるセス・ローゲン(ウィル役)とローズ・バーン(シルヴィア役)を直撃! 前シーズンからさらにパワーアップした部分や、コメディ作品を作る時のポイントについて語ってもらった。
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シーズン1よりもさらに弾けてパワーアップ!
シルヴィア(ローズ・バーン)とウィル(セス・ローゲン)は20年来の大親友。数年疎遠だったが、ウィルの離婚をきっかけに再び友人関係に。ただし若かった頃と違い、今のシルヴィアは弁護士の夫と3人の子どもと暮らす主婦、一方のウィルは仲間とバーを共同経営しながら気ままに生きる自由人と、ライフスタイルが大きく変化。それでも会えば若い頃のようにふざけ合ったり、パートナーには言えないようなことも相談できる二人は、素直に気持ちをぶつけ合って励まし合い、時には羽目も外しながら次から次へと出てくる中年ならではの悩みや葛藤に<プラトニックな男女の友情>で立ち向かう! シーズン2は、ウィルが新たな愛を見つけて再婚を決意するも「実は違う人が気になっている…」とシルヴィアに漏らすところからスタート。ウィルのウェディングプランナーを務めるシルヴィアはなんとか彼を説得しようとするが、そのほかにも問題が次から次へと噴出し…。
――シーズン2でのウィルとシルヴィアは、シーズン1に比べてさらに子どもっぽいことばかりしていますが、そうした行動の中であなたたちにとって思い出深いのは?
セス:うーん、たくさんあったよね、いたずらとかおふざけとか。僕たちはよく「ハイジンクス(ドタバタ騒ぎ)」って言うけど、本当にたくさんあった。
ローズ:そうそう、ドタバタが満載なの(笑)
セス:番組の中でいろんなものを盗んだり、ウソついたりするシーンがいっぱいあるんだ。僕としては、状況がどんどん自然にクレイジーになっていくところが毎回楽しい。作品自体は地に足が着いていて、普通の人々が普通のことをやっているんだけど、日常の中でフィジカルコメディ(身体を使った笑い)に繋がるような機会がうまく見つけられていて、例えばロサンゼルス川でカヌーをするシーンはすごく楽しくておかしかった。信じられないかもしれないけど、実際にLAの人はあれをやるんだよ(笑) そういうのがやれて楽しかったね。
ローズ:私もそう思うわ。たしかにシーズン2ではもっと弾けててパワーアップしてる感じがある。少しだけ見た限りでも「うわ、シルヴィアがさらにイカれてる!」って感じたの。彼女はちょっと、いいえ、かなりクレイジーになってる。ただ私がすごく好きなのは、シルヴィアの結婚生活の描かれ方なのよね。シーズン2では、夫が中年の危機みたいなものに陥って、どんどん崩れていくの。彼女は必死で支えようとするけど、最後にはもう無理!ってなって、「本来ならあなたが私の支えなのに、そっちが崩れちゃダメでしょ!」って失望する。その感じがとにかくリアルで良かった。感動的でもあるし理解できると同時に、すごく面白いの。夫が書いてる本の内容がバカバカしくて恥ずかしくなるし。でもそういうのを、すごくうまく描いていると思うわ。(クリエイターである)ニック(ニコラス・ストーラー)とフランチェスカ(・デルバンコ)の、人々の選択や不安についての観察眼が本当に面白くて、それを演じるのも楽しいし、さっきセスが言ったように共感できるのよね。
――先程シルヴィアの夫チャーリーの話も出ましたが、シーズン1の時はもっとまともだったはずの彼やシルヴィアの友人ケイティもシーズン2では思わぬ行動を取るようになります。この変化によって、同役を演じるルーク・マクファーレンやカーラ・ギャロとの共演シーンはよりやりやすくなりましたか?
セス:うん、ニックとフランチェスカは、ルークとカーラが実際どれだけイカれてるかを徐々に理解して、コメディ的にそのキャラに合うように脚本を書き始めたと思う。だから、君の言う通りシーズン1での二人はもう少し落ち着いた役どころだったけど、シーズン2ではいろんな方向に押し広げられて、キャラクターとしての幅が出てきた。僕はルークとのシーンが増えたのがすごく嬉しかったし、彼が完全にぶっ壊れていく姿を見るのが楽しかった。あと、カーラのポッドキャストのシーンは、個人的に一番のお気に入りだよ。
ローズ:カーラ・ギャロは、私が知ってる中では実生活でも一番面白い人かもしれない。だから彼女がどんどんクレイジーなことをやれるようになったのが私にとっては嬉しくて最高の喜びだったわ。で、ルークは「真面目役」なんだけど、ちょっと壊れてきてる。そのギャップがすごく面白いの。
――お二人のコメディセンスは、本作はもちろんほかの作品でも素晴らしいですが、そのセンスはどのように育まれたのでしょう? ご自身のコメディ的な間やセンスのルーツを教えてもらえますか?
セス:うーん、どう思う? 自分では分かんないな。
ローズ:(笑)
セス:なんとなく、自然に身についたものかな。コメディってある意味、持って生まれた部分も大きいと思う。もちろん、いろんなスタイルに挑戦したり、自分の限界を探ったりして、技術として磨くことはできる。でも根本的には、面白い人とそうでない人がいると思うんだ。
ローズ:あと、「面白い人」が「面白い俳優」ではないこともあるし、その逆もある。セスは普段も面白いし、俳優としても当然ながらめちゃくちゃ面白い。私よりもずっとね。
セス:(照れ笑い)
ローズ:(セスに向かって)本当にそう思うのよ。
セス:僕が知ってるコメディアンの中には、プライベートでは全然面白くない人もいるから、コメディの間とかセンスは人によって千差万別だと思う。それを発展させたい人は、自分の間の取り方を確立して自分のスタイルにする。あとは、自分と相性のいい相手に出会えると、自然にテンポも合ってくるものなんだ。ただ、これって意外と難しくて、誰とでもそうなるわけじゃない。どんなに相手が面白くても、自分と一緒にやってて面白くなるとは限らない。逆に、すごく相性がいい相手だと、一緒にやってる時に「これだ!」って分かる。その瞬間ってすごく大事で、大事に育てたくなるんだ。
――最後に、シーズン2の見どころを教えてください。
セス:シーズン1よりさらに面白くて、より楽しめる内容になってると思うよ。キャラクターたちが戻ってきて、シーズン1でうまくいった要素をさらに強化してる。シーズン1が好きだった人はシーズン2も絶対気に入るし、シーズン1がイマイチだった人もシーズン2は楽しめると思うな。
主演ドラマ『ザ・スタジオ』やプロデュース作品の『ザ・ボーイズ』シリーズなどで今のエンタメ界を牽引するセスが太鼓判を押す『プラトニック』は、シーズン2がApple TV+にて8月6日(水)より配信開始。全10話のシーズン1は独占配信中。
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(海外ドラマNAVI)