『ウォーキング・デッド』のアディ役で知られる俳優のケリー・マックが、グリオブラストーマ（膠芽腫）のため8月2日にオハイオ州シンシナティで死去した。33歳だった。
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子役時代から映画やテレビで活躍
『ウォーキング・デッド』シーズン9に、ヒルトップの住人アディ役で5エピソードに出演したケリー。最終話では、アルファに拉致され、衝撃的な結末を迎えている。
その他の主な出演作は、ドラマ『9-1-1：LA救命最前線』や『シカゴ・メッド』、『それいけ！ゴールドバーグ家』のスピンオフ『Schooled（原題）』など。また、映画ではハリー・シュム・ジュニア主演の『Broadcast Signal Intrusion（原題）』やインディーズ作品の『Delicate Arch（原題）』などがあり、『思春期まっただ中』のジョー・トーマスが主演し今年公開予定の『Universal（原題）』にも出演している。
1992年7月10日にシンシナティで生まれたマックは、幼少期からコマーシャルに出演し、演技のキャリアをスタートさせた。2008年の映画『The Elephant Garden』でデビューし、この作品での演技が評価されてTisch School of the Artsのアクティング・アワードを受賞している。同作はトライベッカ映画祭でもStudent Visionary Awardを受賞した。
過去11年間をロサンゼルスで過ごしたマックは、俳優業に加え、声優としても活動。アカデミー賞を受賞した映画『スパイダーマン：スパイダーバース』では、グウェン・ステイシー役のヘイリー・スタインフェルドのボイスマッチ収録にも参加している。また、自身でプロデュースした2016年の短編映画『A Knock at the Door（原題）』は、アトランタ・ホラー映画祭でフェスティバル賞を受賞し、FilmQuestでも2部門にノミネートされるなど、多才な才能を発揮した。
追悼式は8月16日午後1時から、オハイオ州グレンデールのグレンデール・リセウムで執り行われる予定。また家族は、今後ロサンゼルスでも、現地の友人や仕事仲間のためのセレモニーを開催する予定とのこと。
若くしてこの世を去った彼女の功績は、多くの人々の心に残り続けるだろう。（海外ドラマNAVI）
