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『ボッシュ』新スピンオフ、原作4冊分を飛ばした理由とは?作者が語る

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Amazonの人気ドラマ『BOSCH/ボッシュ』から派生したスピンオフ第2弾『バラード 未解決事件捜査班』の作者とショーランナーが、ドラマ化にあたり小説4冊分を飛ばした理由を説明している。

バラード 未解決事件捜査班
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『ボッシュ』から『バラード』へと引き継がれた要素

Amazon Prime Video(プライムビデオ)で7月9日(水)より配信開始となる『バラード』の主人公は、未解決事件捜査班を率いるレネイ・バラード。数十年前に起きた地元政治家の妹が失踪した事件を捜査することになったバラードと彼女のチームは、その捜査を通して、忘れ去られた連続殺人犯の行方を追うことになる。

『ボッシュ』から『バラード』へと引き継がれた重要な要素のひとつが、マイケル・コナリー原作の小説をどのように映像化するかという、製作陣の柔軟で独自性のあるアプローチだ。

Screen Rantのインタビューでマイケル・コナリーが語ったところによれば、『ボッシュ』では原作小説を1シーズンに1冊ずつ忠実に映像化するのではなく、シリーズ全体から複数のエピソードや設定を抜き出し、再構成するという手法が採られていた。こうした構成は、『バラード』にも受け継がれているという。

コナリー自身は、どの小説をどう脚色するかについては一切口出しせず、その判断はスタジオと製作チームに全面的に委ねていると明かしている。原作小説では、バラードが刑事から未解決事件専門の担当に移るまでの過程が、4冊にわたって描かれている。

しかし、ショーランナーのマイケル・アライモとケンドール・シャーウッドは、そのことを把握したうえで、「バラードのバックストーリーの多くを1冊の小説から引用することを選んだ」と説明。その方が、テレビシリーズとしては適していると語っている。

ドラマ版では、2022年の小説「正義の弧」を下敷きに物語が構築されており、前半の4冊で描かれたバラードの人間性や背景の一部は、必要に応じて抜き出して取り入れているとのこと。

コナリーは、「番組では物語を多岐に渡らせ、他の登場人物にも目を向けなければなりません。原作は違いますからね。つまり、原作にはない新しい物語を生み出すのです。マイケルとケンドール、そして彼らの脚本家チームは、そのやり方で独自性のある構成を生み出しています」とも述べた。

バラード役を演じるのは、『NIKITA/ニキータ』の主演で知られるマギー・Q、元警官サミラ・パーカー役で『インセキュア』のコートニー・テイラー、旧知の仲であるトーマス・ラフォント役で『ボディ・オブ・プルーフ 死体の証言』のジョン・キャロル・リンチが出演する。

『バラード 未解決事件捜査班』は、7月9日(水)にAmazon Prime Video(アマゾンプライム)にて配信スタート。(海外ドラマNAVI)

Photo:©︎Amazon MGM Studios

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海外ドラマNAVI編集部

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