
ハードボイルドなサスペンスドラマ『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』で敏腕フィクサーを演じたリーヴ・シュレイバーが、Apple TV+の新ドラマで主演を務めることが明らかとなった。米Deadlineが報じている。
今度のリーヴは刑事役!シリアルキラーとの対決は…!?
タイトル未定のこの新作ドラマの原作は、スウェーデンの作家ラーシュ・ケプレル(作家夫婦であるアレクサンドラ・コエーリョ・アンドリルとアレクサンデル・アンドリルの共同ペンネーム)による犯罪小説の「ヨーナ・リンナ・シリーズ」。同シリーズは2023年までに9作が発表され、40の言語に翻訳、170以上の国と地域で出版されている。シリーズ1作目「催眠」をもとに、2012年にはスウェーデン人監督ラッセ・ハルストレムによる映画『ヒプノティスト-催眠-』が作られた。
リーヴが演じるのは、元兵士の殺人課刑事ジョナ・リン。フィラデルフィアの過酷な環境での仕事に疲れ果てた彼は、静かな生活を求めてペンシルベニア州西部の小さな町に移り住む。しかし、その町と彼の家族がユレック・ウォルターという悪魔のように狡猾な連続殺人鬼によって脅かされ、ジョナは愛する者たちを守るために立ち上がる。ユレックの最後の被害者の行方捜索が行き詰まったことから、ジョナは養女であるFBI捜査官のサーガ・バウアーを囮に使わざるを得なくなるのだが…。
米Showtimeで2013年から7シーズン続いたドラマ『レイ・ドノヴァン』に加えて、2022年の映画版でも主人公を務めていたリーヴ。その後、『正義の異邦人:ミープとアンネの日記』『理想のふたり』というリミテッドシリーズに出演していたが、本作が複数シーズン続くなら久々の本格的なドラマ参加となる。
Liev Schreiber, Zazie Beetz & Stephen Graham To Lead New Apple Series Based On Lars Kepler Novels https://t.co/sCf2aFZOkZ
— Deadline (@DEADLINE) May 29, 2025
リーヴ以外のキャストとして、FBI捜査官サーガ・バウアー役にザジー・ビーツ(『ジョーカー』シリーズ)、殺人鬼ユレック・ウォルター役にスティーヴン・グレアム(『アドレセンス』『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』)が名を連ねた。このプロジェクトの初期段階では、ユレック役にトム・ハーディ(『ヴェノム』シリーズ)が考えられていたようだ。
ローワン・ジョフィ(『28週後…』)とジョン・ラヴィン(『ザ・シューター』)が共同ショーランナーとして制作チームを率い、最初の2話の監督はティモシー・ヴァン・パタン(『ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア』『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』)が担当。製作総指揮には、ジョフィとラヴィン、ヴァン・パタンのほか、原作者のラーシュ・ケプレル、キャストのリーヴとザジーも参加する。撮影は今夏、ピッツバーグで開始予定だ。
『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』全7シーズンと映画版『レイ・ドノヴァン ザ・ムービー』はAmazon Prime Video(アマゾンプライム)にて配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:米Deadline
Photo:『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』© 2025 Showtime Networks Inc. All Rights Reserved.