スティーヴン・キング原作「キャリー」ドラマ版の主要キャストが明らかに

ベストセラー作家スティーヴン・キングの長編小説デビュー作であり、過去に何度も映像化されてきた「キャリー」。Amazonで進められているドラマ化『Carrie(原題)』の主要キャスト10人が決定した。米Deadlineなど複数のメディアが報じている。

狂信的な母親役も決定

「キャリー」の主人公は、狂信的な母親に抑圧されながら育ち、高校でも馴染めない内気なキャリー。彼女は同級生たちの悪質ないたずらにより、プロムでプロムクイーンに選ばれるも、直後にブタの血を頭から浴びせられて笑い者にされる。周囲の人間から嫌われたり虐められながらも耐えてきたキャリーだが、ついに怒りが爆発。その怒りを原動力にして念動力を発揮し、復讐する…。ブライアン・デ・パルマが監督、シシー・スペイセクが主演を務めた1976年の映画版をはじめ、これまで続編やリメイクも含めて何度か映像化されてきた。

今回のドラマ版でショーランナー・脚本・監督・製作総指揮を兼ねるのは、『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』『ミッドナイト・クラブ』『アッシャー家の崩壊』などで知られるマイク・フラナガン。フラナガンは過去にもキングの原作をもとにした映画『ジェラルドのゲーム』や『ドクター・スリープ』を手掛けている。

主人公のキャリー役には、以前から噂されていたサマー・H・ハウエル(『チャイルド・プレイ/誕生の秘密』)が決定。そのほかの主要キャストとして、キャリーの母親マーガレット役にサマンサ・スローヤン(『ミッドナイト・クラブ』)、グレイル校長役にマシュー・リラード(『グッドガールズ:崖っぷちの女たち』)、ティナ役にジョシー・トータ(『バカニアーズ』)、クリス・ハージェンセン役にアリソン・ソーントン(『スクール・スピリッツ』)、トミー役にジョエル・オウレット(『ナンシー・ドリュー』)、ビリー役にアーサー・コンティ(『ビートルジュース ビートルジュース』)、デジャルダン先生役にアンバー・ミッドサンダー(『レギオン』)、スー・スネル役にシエナ・アグドン(『ニックのいたずら』)、エマライン役にタライア・ドゥデク(『ドクター・フー』)がレギュラーキャストとして発表された。キャリーを抑圧して育てる母親役という重要な役どころを務めるサマンサはフラナガン作品の常連で、『サイレンス』『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』『真夜中のミサ』『ミッドナイト・クラブ』『アッシャー家の崩壊』でタッグを組んでいる。

過去の映像化ではキャリーの同級生役で若かりし頃のジョン・トラヴォルタやエイミー・アーヴィング、ナンシー・アレン、アンセル・エルゴート、アレックス・ラッセル、ポーシャ・ダブルデイといったのちのスターたちが登場していた。今回のドラマ版からもニュースターが誕生するのだろうか。

全8話の『Carrie』はもうすぐカナダのバンクーバーで撮影開始。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline米Variety