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傑作クライムシリーズ『ブレイキング・バッド』にシーズン1から参加し、スピンオフ『ベター・コール・ソウル』ではショーランナーを務めたピーター・グールドが手がける新作ドラマ『Disinherited(原題)』のパイロット版が、米FXにて制作進行中であることが明らかになった。また、同シリーズの主演を務める二人が決定した。
新進気鋭の俳優×ヒットメイカー
『Disinherited』で主演を務めるのは、ヴィクトリア・ペドレッティ(『YOU -君がすべて-』)とキーラ・アレン(『RUN/ラン』)の二人。実力派の若手俳優が顔を揃えた注目作となっている。
'Better Call Saul' Co-Creator Peter Gould Sets Drama Pilot 'Disinherited' At FX Starring Victoria Pedretti & Kiera Allen https://t.co/8gR1CkQfIX
— Deadline (@DEADLINE) June 4, 2025
物語は、思いがけない遺産相続によって、したたかな姉妹二人が富と権力、そして家族に隠された過去の犯罪に巻き込まれていくというサスペンスドラマ。脚本と監督はグールドが担当し、製作総指揮にも名を連ねる。
さらに製作陣には、『ナイブズ・アウト』シリーズ、『ポーカー・フェイス』のライアン・ジョンソンとラム・バーグマンらが参加。制作はFXプロダクションズが手がけており、放送・配信形態は未定だが、シリーズ化への期待も高まっている。
グールドは、『ブレイキング・バッド』にシーズン1から製作・脚本で参加し、シーズン4では監督デビューも果たしている。『ベター・コール・ソウル』ではシーズン1〜2をクリエイターのヴィンス・ギリガンと共に手掛け、それ以降は単独でショーランナーとして同作を牽引し、最終話の脚本・監督も担当するなど、作品の完成度に大きく貢献した。
また、HBO映画『Too Big to Fail(原題)』の脚本も手がけており、幅広いジャンルで高い評価を得ている。
ヴィクトリアはNetflixのホラーシリーズ『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』で鮮烈なデビューを飾り、その後『YOU』や『ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー』などで人気を確立。映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』ではマンソン・ファミリーの一員を演じたほか、2024年にはブロードウェイで『民衆の敵』にも出演している。
キーラは、サラ・ポールソンと共演した映画『RUN/ラン』で脚光を浴び、車椅子ユーザーとして70年以上ぶりにスリラー映画で主演を務めた俳優として注目を集めた。ドラマでは『グッド・ドクター 名医の条件』やシャーロック・ホームズの相棒ワトソンを描く『Watson(原題)』などに出演。今後はデニス・クエイドやジョシュ・ハッチャーソンと共演するスリラー『Littlemouth(原題)』への出演も控えている。
新進気鋭の俳優二人と、伝説的ショーランナーによるタッグで、FXの次なるヒット作となるか。続報に注目したい。『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』の全シーズンは、Netflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ブレイキング・バッド』©︎2008-2013 Sony Pictures Television Inc. All Rights Reserved.