
スティーヴン・キングの同名ベストセラー小説をドラマ化したSFミステリー『アンダー・ザ・ドーム』。そのシーズン4が実現しない理由をScreen Rantが考察している。
全5シーズンの予定だった
米CBSにて2013年1月に封切られた『アンダー・ザ・ドーム』。モダンホラーの巨匠と呼ばれるスティーヴン・キングが2009年に発表した同名小説の唯一の映像化作品である本作は、2015年に打ち切りが決定。当初は全5シーズンの構成予定だったため、その終わり方に消化不良を覚えた視聴者も多かった。
クリエイターのブライアン・K・ヴォーン(『マーベル ランナウェイズ』)はSFやホラーだけでなく、小さな町特有の人間関係などの要素も巧みに織り交ぜ、原作の魅力を引き継いで映像化。キャストもマイク・ヴォーゲル(『セックス/ライフ』)やディーン・ノリス(『ブレイキング・バッド』)、ラシェル・ルフェーブル(『Dr.M/救命救急医の殺人ライフ』)といった才能あふれる俳優を揃え、成功間違いなしと思われただけに打ち切りでの終了は大きな衝撃を与えた。
打ち切りの理由は公式に明言されていないが、要因として考えられているのは視聴者からの評価と視聴率の低下。シーズンを重ねるごとにRotten Tomatoesのスコアが下がり、当初は83%だったにもかかわらず最終的には60%に。視聴率もシーズン1では1,119万人の視聴者を獲得していたが、シーズン2では717万人、シーズン3では470万人まで減少した。
それでも製作総指揮のニール・ベアーは結末に満足しているとか。TV Lineに対し「エンディングにとても満足している。不満はないよ。シーズンが続く可能性があったから、ああいう形にしたけれど、でも続きは必ずしも必要ではなかった」とコメント。
しかし原作者のキングは満足していないというのは有名な話で「Netflixで甦らせて、最初から原作に忠実に製作するのはどうかな?」というSNSでの発言が報じられたこともあった。
キングがこのように考えるのも無理はない。というのもキングの作品を映像化する動きは『アンダー・ザ・ドーム』打ち切り以降むしろ加速しており、TVシリーズだけみても『11/22/63』や『ミスター・メルセデス』、『ザ・スタンド』『チャペルウェイト 呪われた系譜』など数多くの作品が世に送り出されてきた。
さらに『IT/イット』の前日譚ドラマや『シャイニング』のスピンオフドラマ含め、現在少なくとも5つのキング作品がテレビやストリーミング向けに開発中とされており、キングユニバースはどんどん拡大中。その中で『アンダー・ザ・ドーム』が将来的に再びドラマ化される可能性にも期待が寄せられている。
『アンダー・ザ・ドーム』シーズン1〜3は、U-NEXT、Huluにて配信中。(海外ドラマNAVI)
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Photo:UNDER THE DOME-©2013 CBS Studios Inc.