
大ヒットドラマ『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』の人気キャラクター、トニーとジヴァのその後を描くParamount+の新作スピンオフ『NCIS: Tony & Ziva(原題)』。その予告編の再生回数がシリーズ最高記録を樹立した。米Deadlineが報じている。
10年以上待った“TIVA”ファンたちが殺到!
『NCIS』本家のシーズン3からシーズン11にかけてともに過ごし、お互いにとって特別な存在となっていったトニー(マイケル・ウェザリー)とジヴァ(コート・デ・パブロ)。二人は一時離れ離れとなったが、のちに再会を果たして新たな人生を歩んでいた。ジヴァがシーズン11をもって一旦去った後、10年以上にわたり人気カップルとの再会を辛抱強く待ち望んでいた“TIVA”ファンたちが、二人が一緒にいるところを見られる予告編に殺到したようだ。
'Tony & Ziva' Teaser Trailer Breaks 'NCIS' Franchise & 'Paramount+' Records With 93M Views In 7 Days https://t.co/QVuA8yaiK2
— Deadline (@DEADLINE) May 16, 2025
『NCIS: Tony & Ziva』の予告映像は、5月5日に公開されると、その後の7日間でテレビ放送分とオンライン(SNSやデジタル配信)を合わせて、実に9300万もの再生回数(ビュー数)を叩き出した。
内訳は、まずYouTubeやTikTok、Instagram、Facebook、X(旧Twitter)といったSNS全体で2650万回、Paramount+を含むデジタル配信で1300万回。合わせて再生回数3950万という数字は、Paramount+オリジナルシリーズのシーズン1の予告編として史上最高の再生回数になる。
この予告編はさらに、『NCIS』フランチャイズ作品の多くを放送してきた米CBSでも、5月5日の『NCIS』本家シーズン22フィナーレ放送中に流れた。その時の放送に加え、そこからの1週間にわたり同ネットワークで流れた予告編の完全版と短縮版の再生回数は5350万に上っている。
本家がスタートした2003年は、まだSNSが生まれる前だったため単純比較はできないものの、『~Tony & Ziva』の予告編は22年にわたる『NCIS』フランチャイズの歴史の中で最も多く視聴された予告編となった。
トニーとジヴァが型破りなハッピーエンドを求めて奮闘!
『NCIS』のフランチャイズ作品第7弾となる『~Tony & Ziva』は、ジヴァを失ったと思ったトニーが自分たちの娘を育てるためにNCISチームを去ったところから物語が始まる。それから数年が経ち、ジヴァが実は生きていることが判明。彼女はNCISとの最後の任務を完了させた後、パリでトニー、娘のタリと再会し、家族として暮らし始める。しかしある日、トニーの警備会社が攻撃されたことをきっかけに、彼らは逃亡者となりヨーロッパ内を次から次へと移動しながら、誰が自分たちを追っているのかを突き止めようとする。再び互いを信頼し合い、型破りなハッピーエンドを求めて二人は奮闘する…。
共演者として、アミタ・スマン(『暗黒と神秘の骨』)、マクシミリアン・オシンスキー(『エージェント・オブ・シールド』)、ジュリアン・オヴェンデン(『刑事フォイル』)、ララ・ロッシ(『クロッシング・ライン ~ヨーロッパ特別捜査チーム~』)、テレンス・メイナード(『リドリー~退任警部補の事件簿』)、ジェームズ・ダーシー(『エージェント・カーター』)などが名を連ねた。
脚本とショーランナーは、『アクエリアス 刑事サム・ホディアック』『マジシャンズ』などで知られるジョン・マクナマラが担当する。
『NCIS: Tony & Ziva』は2025年秋に米Paramount+にて独占配信予定(日本での放送・配信は現時点では不明)。
なお、Paramount+ではギブスの若き日を描くスピンオフ『NCIS:オリジンズ』を独占配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:米Deadline