『スター・トレック:ディスカバリー』のスピンオフで、シーズン3の配信がスタートしたばかりのSFドラマ『スター・トレック:ストレンジ・ニュー・ワールド』(以下『SNW』)。ファンの間でもその完成度の高さで絶賛される同作だが、シーズン5で完結することがすでに決まっている。しかし、そんなシリーズを続ける方法があると製作陣が提唱した。米Entertainment Weeklyが報じている。
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『スター・トレック:ストレンジ・ニュー・ワールド』ファイナルとなるシーズン5へ更新
Paramount+の人気ドラマシリーズ『スター・トレック: …
『宇宙大作戦』へと繋がるまでの余白を描きたい!
7月26日(土)に開催されたサンディエゴ・コミコンの『スター・トレック』ユニバースのパネルで、『SNW』プロデューサーのアレックス・カーツマンとショーランナーであるアキヴァ・ゴールズマンとヘンリー・アロンソ・マイヤーズは、同作がシーズン5で終了することについて語った。しかし、集まったファンに対し、“もしシーズン5より先を望むのであれば、プラットフォーム先であるParamountに『Star Trek: Year One(原題)』という後継シリーズを望む旨の手紙を書くキャンペーンを始めるよう伝えた。
Entertainment Weeklyはこのパネル終了後、ゴールズマンとマイヤーズにインタビューを実施。マイヤーズは、ポール・ウェズレイが『SNW』で演じている若き日のカークの船長就任1年目を描くという続編番組を制作することは「100%」夢であると認めたが、それについて具体的な話し合いはしていないという。とは言いつつも、以下のように希望を語った。
「『SNW』のパイク船長のクルーがどのようにカーク船長のクルーに移行していくのか、そしてカークのクルーがどのように旅立っていくのかという物語を語り続けることができれば、これほど幸せなことはありません。もちろん、『TOS』(The Original Seriesの意。1966年スタートの『スター・トレック/宇宙大作戦』)の物語が始まった時は、(カーク船長のクルーにとって)任務初日ではありません…。基本的に、その時にはすでに人間関係が出来上がっているのです。ですので、それがどうやって出来上がったのか。カトーことヒカル・スールーやレナード・マッコイ、パーヴェル・チェコフについて描くチャンスもあります。ですから、『SNW』の先の物語をさらに続けることができたら最高ですね」
マイヤーズによれば、彼とゴールズマンは『SNW』以降の物語に登場しないような人々の物語も準備しているとのこと。とはいえ、今後についてはParamountのSkydanceへの売却がどうなるかも含め、見通しがついていない。だからこそ、ショーランナーたちはコミコンで、このアイデアに興味を示すようファンに呼びかけたのだ。「私たちは声を大にして言いたいのです。ファンの皆さんが(シリーズの)今後を決められるのです」
マイヤーズはまた、「『SNW』後の物語の制作の夢は、(ギャラの)小切手はともかく、着地点を固めることが大事だ」と続けた。これは、『SNW』に最高の最終シーズンを用意することを意味するため、今後の『SNW』にはいっそう期待できそうだ。
最近撮影が終了したシーズン4には、パペット(人形)を使ったエピソードが含まれることが明らかとなった。そして最終章となるシーズン5の撮影のため、スタッフはもうすぐロケ地であるトロントに戻る予定だ。
『スター・トレック:ストレンジ・ニュー・ワールド』シーズン1~3は、Paramount+で配信中。(海外ドラマNAVI)
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