人気長寿ドラマ『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』シーズン14~19までラファエル・バーバ役を演じたラウル・エスパーザは、なぜ番組を降板したのだろうか。
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『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』シーズン27、一度降板したあの人がレギュラー復活
『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』(以下、『SVU』) …
ファンを魅了した敏腕検事バーバの登場
バーバは、シーズン14第3話「25の行為」で初登場した検事で、冷静かつ情熱的な信念を持つキャラクターとして、瞬く間にファンの心をつかんだ。演じたラウルはシーズン15からレギュラー出演となり、『性犯罪特捜班』史上最長の任期間を誇る地方検事補として、シーズン19まで番組を支え続けた。
バーバは単なる法の執行者ではなく、時に法律とモラルの間で葛藤する人間味のある人物だ。特に、主人公オリビア・ベンソン警部との信頼関係と深い友情は、シリーズの中でも感動的な名場面を生んできた。
ドラマチックな退場劇の裏にあったシンプルな理由
バーバが番組を去るきっかけとなったのは、シーズン19第13話「バーバの決断」で描かれた安楽死をめぐる事件だ。ある家族の「死ぬ権利」をめぐり、バーバは自らの信念に従い、法を破って人工呼吸器を外すという決断を下す。そして、その責任を取った彼は地方検事局を辞職する。かなりドラマチックな退場劇だったが、ラウル本人の降板理由はごくシンプルなものだった。
ラウルはインタビューで、「6シーズンもやったし、バーバという人物の中で描けることはやり尽くしました。そろそろ次のステップに進みたかったんです」と語っており、製作陣との間にトラブルは一切なかったという。円満な降板だったからこそ、その後もバーバは番組にゲスト出演を重ね、むしろファンにとっては“特別な存在”としての地位を確立することになる。
降板後も変わらぬ存在感!バーバの復帰がファンを沸かせる
バーバは2018年の降板以降、これまでに何度か番組に復帰している。たとえば、シーズン21第13話「一発逆転」ではベンソンとビデオ通話を通じて再会し、シーズン22ではイノセンス・プロジェクトの支援のために再登場。さらに、スピンオフ『LAW & ORDER: 組織犯罪特捜班』とのクロスオーバーにも登場し、シーズン23では主人公エリオット・ステイブラーの妻を殺したリチャード・ウィートリーの弁護を担当。これが原因で、ベンソンとの関係に亀裂が入ることになった。
このように、レギュラー降板後のバーバは“たまに戻ってくる特別枠”として扱われ、視聴者からは「また戻って来てほしい」との声が絶えないようだ。実際、ラウル自身も復帰に前向きな姿勢を見せており、今後のシーズンでの再登場も期待されている。
『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』シーズン26、日本ではDlifeにて放送中。シーズン1~24はHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:CBR.com