米FOXの音楽ドラマ『Empire 成功の代償』で5シーズンにわたってジャマル・ライオンを演じたジャシー・スモレット。2021年12月、ヘイトクライム(憎悪犯罪)を偽装したとして有罪判決を下されてリハビリ施設へ入っていた彼が、その事件の舞台となったシカゴ市と和解に達したことが分かった。米Entertainment Weeklyが報じている。
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偽装事件で有罪となった『Empire』ジャシー・スモレットがリハビリ施設へ
米FOXの『Empire 成功の代償』で5シーズンにわたって …
ジャシー・スモレット、2024年に俳優活動再開
ジャシーは『Empire』でゲイのキャラクター、ジャマルを演じるようになった直後の2015年3月、自身もゲイであることをカミングアウト。そんな彼は2019年1月、シカゴで男性二人に襲撃されて差別的な言葉を浴びせられたと通報したが、捜査の結果、シカゴ警察はジャシーが犯人とされる人物と協力し、彼らに金を支払っていた証拠を発見、事件は自作自演だったことが判明した。その後、ジャシーは『Empire』の最終章であるシーズン6には登場せず降板、そのまま俳優業からも遠ざかっていた。
2021年12月、ジャシーは5件の治安紊乱(びんらん)行為で有罪となり、最初の150日間を郡刑務所で服役するという30ヵ月間の執行猶予を言い渡されるとともに、シカゴ市がこの事件捜査のために費やした費用13万ドル(約1860万円)を賠償金として支払うよう命じられた。Entertainment Weeklyが今回入手した裁判文書によると、両当事者は和解したもののその内容は不明で、書類をまとめるためにさらに時間が必要だという。
ジャシーは『Empire』降板後5年ほど俳優活動から遠ざかっていたが、2024年の映画『The Lost Holliday(原題)』で監督・脚本・製作・出演を兼任。『Empire』でも一緒に仕事をしたキャンディス役のヴィヴィカ・A・フォックスや『ジ・オフィス』のスタンリー役で知られるレスリー・デヴィッド・ベイカーと共演している。
『Empire 成功の代償』全6シーズンはDisney+(ディズニープラス)にて配信中。(海外ドラマNAVI)
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