偽装事件で有罪となった『Empire』ジャシー・スモレットがリハビリ施設へ

米FOXの『Empire 成功の代償』で5シーズンにわたってジャマル・ライオンを演じたジャシー・スモレット。2021年12月にヘイトクライムの偽装事件で5件の有罪判決を受けた彼が、この度リハビリ施設へ入ったと報じられた。

あの事件から3年以上が経ち…

2019年1月、ジャシーはシカゴで男性2人に襲撃され、差別的な言葉を浴びせられたと通報。しかし警察による捜査の結果、ジャシーが事件を自作自演していたことが判明した。

米Entertainment Weeklyによると、ジャシーはリハビリの外来治療プログラムに入ったとのことだが、その治療内容やプログラム期間などの詳細は明らかにされていない。

ジャシーの代理人は声明で、「ここ数年、ジャシーは非常に困難な時期を過ごしてきました。ここしばらくの間、彼は黙々と懸命に努力を続けており、我々は必要なステップの数々を踏んできた彼を誇りに思っています」と述べた。

このような事件を起こした動機について、シカゴ警察署長は、その当時にジャシーが『Empire』の出演料や方針に不満を抱いていたからだと説明。ジャシーは一時、1万ドルの罰金と地域奉仕活動を引き換えに不起訴となり、解決済となったはずだったが、本件を再捜査するよう、元連邦検事のダン・ウェッブ特別検察官が任命され、2020年2月に警察への虚偽通報を含む6つの罪状で訴追された

最終的に2021年12月、ジャシーは5件の治安紊乱(びんらん)行為で有罪となり、最初の150日間を郡刑務所で服役する30ヵ月の執行猶予を言い渡されるとともに、シカゴ市への12万ドルの賠償金支払いも命じられた。その判決の数日後に控訴裁判所は、現在進行中の有罪判決に対する控訴が終わるまでジャシーを釈放することに同意。ジャシーは一貫して不正行為を否定しており、「偽装ではなかった」と証言している。

事件の影響でジャシーは『Empire』を途中で降板。彼が演じたジャマルの父親、ルシウス役のテレンス・ハワードをはじめとするキャストがジャシーの続投を求める要望書をスタジオに提出したが、その願いは叶わず、ファイナルとなるシーズン6に彼の姿はなかった。

なお、この事件以降にジャシーは俳優活動を行っていない。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Entertainment Weekly

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