『ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル』の生みの親であるティム・フェデリーが新たにヤング・アダルト向けの注目ドラマ『Coven Academy(原題)』を制作することがわかった。米Deadlineが報じている。
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映画版が撮影された高校を舞台にリアルな学園生活を描いた『ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル』
2006年にディズニー・チャンネルで放映され、瞬く間に社会現象を巻き起こした伝説のTV映画『ハイスクール・ミュージカル』。ティーンを中心に大旋風を巻き起こした同作は、シリーズ3作目まで製作され、さらなる続編の製作がいまかいまかと待ち望まれていたのだが、ディズニープラス(Disney+)オリジナル作品として新たに登場した…
魔法とミステリーが交差する超常現象ドラマ
物語の舞台は、独特の雰囲気が漂うニューオーリンズ。魔法、ミステリー、そしてティーンならではの人間ドラマが融合した、超常現象をテーマにした作品だ。
主人公となるのは、運命に導かれ、街を古代の危険な力から守る使命を負った三人の見習い魔女たち。彼女たちは、自身の成長過程で経験する心の痛みや固い絆を乗り越えながら謎を解き明かし、魔法を習得していく。そして、一筋縄ではいかない魅力的なライバルたちとの対決も描かれる。
才能あふれるキャスト陣が集結!
本作には、フレッシュな若手からベテランまで、実力派の俳優陣が名を連ねている。
主演の一人であるブライヤー役には、マリーナ・パウリ・ワイスマン(『レモニー・スニケットの世にも不幸なできごと』)が抜擢された。ミス・グレイブス役をティファニー・ティーセン(『ホワイトカラー』)、ジェイク役をマラカイ・バートン(『バレービューのヴィランたち』)、サーシャ役をジョーダン・レフトウィッチ(『ファミリー・スイッチ』)が演じる。
Magic, mystery, drama . . . Coven Academy coming next year to Disney+ and Disney Channel. pic.twitter.com/7J682GmeDQ
— Disney Channel (@DisneyChannel) August 15, 2025
創造性が生み出す次世代の物語とスター
Disney Branded Televisionの社長であるアヨ・デイビスは、本作について「超自然的な謎と、10代の友情、試練、そして自己発見を巧みに融合させた革新的な作品です」とコメント。さらに「ティムのクリエイティブなリーダーシップのもと、この魔法の高校は才能あふれるキャストとともに活気づき、現代の若い世代に深く響く物語やスターを生み出すという、私たちの伝統を継続しています」と語った。
一方、クリエイターのフェデリーも、本作への熱い想いを明かしている。
「私が育ったYA(ヤングアダルト)作品へのラブレターとして企画しました。長年の友人であるディズニーの仲間たち、特にアヨのリードのもと、このオリジナルストーリーを映像化できることに大興奮しています。世界中の皆さんに、この素晴らしいキャストとスタッフが作り上げる世界に出会ってもらうのが待ちきれません」と、完成への期待を膨らませた。
ティム・フェデールが描くディズニーの未来
最近、Disney Branded Televisionとの包括契約を更新したフェデリーは、本作以外にも多岐にわたるプロジェクトを手掛けている。9月12日に米ディズニー・チャンネルで放送が開始される実写コメディシリーズ『Vampirina: Teenage Vampire(原題)』の製作総指揮を務めるほか、20世紀スタジオの『ロミーとミッシェルの場合』の続編では監督、さらには『グレイテスト・ショーマン』の舞台ミュージカル版の脚本を執筆中だ。
『Coven Academy(原題)』は2026年よりDisney+(ディズニープラス)とディズニー・チャンネルでの配信が予定されている。(海外ドラマNAVI)
参考元:Deadline