
米Huluの新作シットコム『ミッドセンチュリーモダン』(日本ではDisney+(ディズニープラス)で独占配信中)で主演を務めるマット・ボマー。本作では、フライトアテンダントの天然キャラという今までにない役を演じているが、出演を決めた理由を明かしている。
コメディへの転身は「必要な選択」だった
『ホワイトカラー』や『ドゥーム・パトロール』などで知られるボマーだが、『フェロー・トラベラーズ』の撮影を終えた彼のもとに届いたのが、新作シットコム『ミッドセンチュリー・モダン』のオファーだった。マットは即座に出演を決意する。
「これまで抑圧を描いた美しい作品に参加できたことに感謝しています。でも、『フェロー・トラベラーズ』の後は、笑うこと、喜ぶこと、そういう経験が本当に必要だったんです」と、彼はLA TIMESのインタビューで明かしている。
「ある意味、自己中心的な動機だったかもしれませんが、私はコメディをやらなければならないと感じました」
米Showtimeのリミテッドシリーズ『フェロー・トラベラーズ』では、『ブリジャートン家』のジョナサン・ベイリーと共演し、20世紀アメリカの「ラベンダー・スケア」と呼ばれる時代を力強く描ききった。同作での演技は高く評価され、エミー賞、SAG賞、ゴールデン・グローブ賞の各賞でノミネートを果たしている。
だがこの重厚な役柄を演じた後、彼の心は大きく疲弊していた。彼自身が「魂を削るような経験だった」と語るほど、全8話の物語には政治的抑圧、同性愛者への差別、エイズ危機といった苛烈なテーマが盛り込まれているのだ。
ゴールデン・ガールズ×モルモン教徒?新キャラクターの魅力
『ミッドセンチュリー・モダン』でマットが演じるのは、かつてモルモン教徒だったフライトアテンダントのジェリー。どこか『The Golden Girls(原題)』のローズ・ナイランド(ベティ・ホワイト)や『Cheers(原題)』のウッディ・ボイド(ウディ・ハレルソン)を思わせる、愛すべき“天然”キャラクターだ。

彼のルームメイトには、ネイサン・レイン(『モダン・ファミリー』)とネイサン・リー・グレアム(『LAW & ORDER: 性犯罪特捜班』)が演じる辛辣な二人がいる。そんな中でジェリーは、彼らを外の世界へと誘い出し、ファイア・アイランドの小旅行やコンサートといった“ワクワクする人生”に巻き込む張本人だ。
「彼はとにかく停滞を嫌うんです。行動を起こさないと気が済まない。そんな役柄は、演じていて本当に楽しいですね」と、マットは語る。
一方で、ジェリーは感情的にとても繊細な一面も持ち合わせている。すぐに心が折れそうになる弱さもありつつ、それを涙ではなくユーモアで乗り越えようとする。このバランスこそがセラピーとなった。
「このキャラクターは、毎日心を開き続けることを私に教えてくれました。まるでゴールデンレトリバーのように熱意を持って演技に臨む中で、どんどん世界がオーウェル的に暗くなっていくように感じたんです」と、続ける。
「だからこそ、一定の時間だけでも明るい面を見て、前向きな感情を持ち続けることが求められる役柄を演じることは、まるでセラピーのようでした。今の時代には、笑うことが本当に必要なんです」
『ミッドセンチュリー・モダン』はDisney+(ディズニープラス)で、『フェロー・トラベラーズ』はParamount+(パラプラ)でそれぞれ独占配信中。(海外ドラマNAVI)
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Photo:『ミッドセンチュリーモダン』公式Instagramアカウント@midcenturyonhuluより