米HBO MaxのDCドラマ『ドゥーム・パトロール』にネガティブマン/ラリー・トレイナー役で出演するマット・ボマーが、LGBTQのスーパーヒーローを演じることについて語っている。
『ドゥーム・パトロール』は現代のマッド・サイエンティストことナイルズ・コールダー博士によって結成された、異常な能力ゆえに世間から疎まれる者たちがヒーローとして怪事件から地球を守る"ドゥーム・パトロール"の活躍が描かれるシリーズ。
マットはミイラのように全身を包帯で巻かれ、サングラスをかけた負のエネルギーを宿すネガティブマンの本来の姿であるラリー・トレイナー役で出演。
米DC Comicsとのインタビューで、「ネガティブマンを演じるうえで、どんなことにワクワクしますか?」と質問されたマットは、「ラリーは矛盾に満ちている男で、彼はちょっとしたモンスターなのに自分をヒーローだと思っている。けど、ちょっとしたヒーローになったとき、自分をモンスターだと思うんだ。そういう内心における葛藤を演じるのは楽しい。自分を受け入れる彼の旅路は、僕のキャリアにおいて素晴らしい経験のひとつだ。脚本がよく書けているからね。整然としていなくて、人生と同じようにメチャクチャで痛々しくて難しいんだ」とコメント。
そして、同性愛者を公言しているマットがネガティブマンと他の男性キャラクターの関係について言及している。「ネガティブマンとジョン・バウワーズ(カイル・クレメンツ)の関係を気に入っているよ。二人が出会った当時は、同性愛者が関係を持つことは非常に困難だった。それは多くの人々にとって悲しい現実だったから、ラリーとジョンが糸口を見つけて、よりオープンな愛を体験することができたのは僕にとってすごく感動的だったよ」
続けて、「LGBTQのスーパーヒーローを演じることで受け取った、ポジティブな意見は何かありますか?」の質問にも答えている。「僕が受け取る感想の多くは、ラリーのセクシュアリティとは関係ないんだ。ファンは僕に近づいてきて、キャラクターや番組について話す。彼らはラリーのセクシュアリティを多面的な一部分として見ていて、それ自体が大きな進歩だと思う」と、LGBTQキャラクターの捉えた方が変化していると述べた。
マットが出演する『ドゥーム・パトロール』はHBO Maxでシーズン3が9月23日(木)より配信開始。日本ではシーズン1がU-NEXTにて独占配信中。(海外ドラマNAVI)
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