『デクスター』おなじみの犯罪者たちも最新シリーズに登場!

人気ドラマ『デクスター ~警察官は殺人鬼』の新シリーズ『Dexter: Resurrection(原題)』に、あのキャラクターたちが戻ってくることが明らかになった。米Deadlineが報じている。(※この記事は本家、続編のネタバレを含みますのでご注意ください)

「一種のファントムのように」復帰する?

『デクスター』シリーズの主人公は、普段マイアミメトロ警察の血痕専門鑑識官として働くものの、実は殺人衝動を抱える連続殺人鬼のデクスター・モーガン。警官だった義父はデクスターが幼い頃のトラウマからその衝動を抑えられないと理解し、法の網を逃れた犯罪者たちをターゲットにするよう指導。そうやってデクスターは様々な凶悪犯罪者と対決することになる…という斬新なストーリーだ。

今年1月からニューヨークで撮影が進められている『Dexter: Resurrection』には、おなじみのキャストに加えて、豪華な顔ぶれも参加することが徐々に明らかになっている。そんな中、本家のシーズン3、4にそれぞれ登場したミゲル・プラド役のジミー・スミッツ、アーサー・ミッチェル役のジョン・リスゴーも復帰することが分かった。

もともと検事補だったミゲル・プラドはデクスターと意気投合して彼が凶悪犯を消すのを手伝っていたが、私利私欲のために無実の人を手にかけたことからデクスターに殺されていた。一方のアーサー・ミッチェルの正体は、一つの都市で一定の順番で三人を殺すという手法で知られるシリアルキラーの“トリニティ・キラー”。こちらもデクスターによって始末されていた。そろって深みのある演技を披露したジミーとジョンはともにエミー賞候補となり、ジョンは受賞を果たしている。

ミゲルは、先月全米で放送された若き日のデクスターが主人公の『Dexter: Original Sin(原題)』にカメオで登場していた(そこで同役を演じたのは『The Dark Ages(原題)』のニック・サントゥッチ)。一方のアーサーは、生い立ちを描く前日譚ドラマがShowtimeで検討段階だと2023年初めに報じられていた。そちらが頓挫したのかどうかは不明だが、ひとまず最新シーズンに戻ってくることになったようだ。いずれのキャラクターもすでに死んでいるが、ジョンは2021年に作られた続編『デクスター:ニュー・ブラッド』で同役を再演した際にフラッシュバックという形で姿を見せていたので、今回の二人もそのスタイルを取るのかもしれない。

ジョンは数週間前に米Varietyの取材の中で『Dexter: Resurrection』に出演することをフライング発表。再び参加したシリーズについて次のように話していた。「一日だけ撮影に参加してきたよ。マイケル・C・ホールによるデクスターの世界がよみがえるんだ。彼が実は死んでいなかったことが分かるんだよ。私は一種のファントムのように復帰し、デクスター役のマイケルは病院のベッドで蘇生するんだ」

おなじみのキャラクターとしては、前述の二人とデクスター役のマイケル・C・ホール、デクスターの義父ハリー・モーガン役のジェームズ・レマーとデクスターの同僚である殺人課刑事エンジェル・バティスタ役のデヴィッド・ザヤス、『~ニュー・ブラッド』に出てきたデクスターの息子ハリソン・モーガン役のジャック・アルコット、アイアン・レイク警察テディ・リード役のデヴィッド・マギドフも参加する

さらには新キャストとして、ユマ・サーマン(『パルプ・フィクション』『キル・ビル』シリーズ)、ピーター・ディンクレイジ『ゲーム・オブ・スローンズ』)、ンタレ・グマ・ムバホ・ムワイン(『リンカーン弁護士』)、カディア・サラフ(『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』)、ドミニク・フムザ(『ナース・ジャッキー』)、エミリア・スアレス(『UP! 幸せをつかまえよう』)、クリステン・リッター『ジェシカ・ジョーンズ』)、ニール・パトリック・ハリス(『ママと恋に落ちるまで』)、エリック・ストーンストリート(『モダン・ファミリー』)、デヴィッド・ダストマルチャン(『オッペンハイマー』)も名を連ねる

『デクスター ~警察官は殺人鬼』全8シーズンと『デクスター:ニュー・ブラッド』はAmazon Prime Video(アマゾンプライム)にて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline①Deadline②米Variety