
若き日のシャーロック・ホームズの活躍を描くAmazonの新シリーズ『Young Sherlock(原題)』(ヤング・シャーロック)に主演するヒーロー・ファインズ・ティフィンが、製作を務めるガイ・リッチーとのタッグや役作りなどについて語っている。
若いころのシャーロックを演じるヒーロー・ファインズ・ティフィン
『Young Sherlock』は、シャーロックがオックスフォード大学在学中に数々の難事件に巻き込まれながらも、次々に謎を解決していく姿が描かれる。
シャーロック役に抜擢されたヒーローは、リッチーが監督を務めた戦争映画『アンジェントルメン』(日本では4月4日公開予定)にも主要キャラクターとして出演しており、2度目のタッグとなる。ちなみに彼の母親のマーサ・ファインズはレイフ・ファインズとジョセフ・ファインズを兄弟に持つ芸能一家出身だ。
米Colliderのインタビューで、まずヒーローは、誰もが知るアイコニックなキャラクターを演じるプレッシャーについて語った。「この番組に出演するのは諸刃の剣でした。子ども時代に『シャーロック』が大好きだったから、誰かが別の作品を作ったら観るし、僕は、(その人が演じたシャーロックについて)“ちょっと違うかな”と思うようなタイプの人間なんです。だから、もし他の誰かがその役を演じていたとしたら、僕も同じ立場だから、そのプレッシャーを理解できたでしょうね」
リッチーとの再タッグについては、「ガイとの仕事は、彼はすごく決断力があって、自分の仕事をこなすのが上手いから、彼を信頼するのは容易でした。初日から彼は、“こうやって、ああやって”という感じで、かなり率直に指示を出してくれて、そこが気に入っています」と述べている。
シャーロック俳優に仲間入りしたことに対して
これまでにシャーロック・ホームズ役は、数多くの俳優が演じてきた。リッチーが監督した映画『シャーロック・ホームズ』シリーズではロバート・ダウニー・Jr.がシャーロック役に扮し、『SHERLOCK/シャーロック』ではベネディクト・カンバーバッチ、Netflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿』シリーズではヘンリー・カヴィルが演じた。
ヒーローは、世界最高の探偵を演じた人気俳優の仲間入りを果たせたことについて、「緊張したけど同時にワクワクもしたし、このキャラクターを演じられるのは特権で光栄なことです。でも、ある種の責任を感じなかったと言ったら嘘になりますね」と打ち明け、こう続けている。
「これは、“ヤング・シャーロック”です。僕たちがやっているのは、このキャラクターの再構築で、大人のシャーロックになる前の姿です。だから、どれだけ“シャーロックらしさ”を盛り込み、彼が将来どんな人物になるかをどれくらい垣間見せるべきか、そのバランスを見極めることが大切なんです。どんなオリジンストーリーでも、彼らがどうやって今の姿に辿り着いかを見せることが重要ですからね」
これまでにヒーローは、恋愛映画『アフター』シリーズ5作に主演し、『ウーマン・キング 無敵の女戦士たち』やAmazonのロマンチックコメディ映画『ピクチャー・ディス ~運命のデート~』、海外ドラマ『SAFE 埋もれた秘密』などにも出演している。
現時点で、ヒーローが主演する『ヤング・シャーロック』のリリース時期は未定だが、Amazon Prime Videoで配信を予定している。(海外ドラマNAVI)
Photo:ヒーロー・ファインズ・ティフィンの公式Instagramaアカウント@hero_ftより