
空手を通して成長する主人公を描いた人気青春映画『ベスト・キッド』シリーズの約30年後を描く後日譚ドラマ『コブラ会』。その最終シーズンとなるシーズン6のパート3が2月より配信開始となった。ジョン・クリース役のマーティン・コーヴは、自身のキャラクターが迎えた結末に納得しているものの、実は別のエンディングも用意されていたことを明かした。
以下、『コブラ会』最終シーズンのネタバレがあります。
物語は生き続ける
ハリソン・フォード&ヘレン・ミレンが主演を務める『1923』のシーズン2プレミアに参加したマーティンは、米Peopleのインタビューに応じ、『コブラ会』で描かれたエンディングについてコメント。
最終話直前では、クリースはテリー・シルバー(トーマス・イアン・グリフィス)とヨットの上で対峙。激しい格闘の最中、二人は大きな燃料タンクを倒してしまう。すると、クリースは自身の葉巻を燃料の上に投げ込み、爆発を引き起こす。この爆発で彼らは死亡したように思われたが、その後の場面で彼らの遺体は映し出されていない。
「多くのファンは、クリースが水中から這い上がって生き延びるべきだったと考えていたでしょうし、実際にそういうシーンも撮影しました」とマーティン。「葉巻をくわえながら、雑誌を手に取るシーンを撮っていたんですよ」
「第15話(シリーズ最終話)では、彼が死んでいないことを示唆するシーンを用意していました。ですが、結局それは採用されませんでした。ちょっと安っぽく見えると考えられたんです。あのヨットの爆発はあまりにも大規模でしたから。その意図は理解できます」
続けて彼は、「いずれにせよ疑わしいものですよね。私のキャラクターはいつもクリフハンガーの闇の中から出てきますからね」とクリースらしく語り、「たとえこれが最後のシーズンでも、物語は生き続けます。『コブラ会』は不滅ですから」と付け加えた。
また、自身のキャラクターについて全体的にどのように感じたか聞かれると、「彼が『ベスト・キッド』の最も暗い場所からここまで成長できたことが良かったと思っています」と映画からの成長について触れ、「私は、もし脆さを示すシーンを書いてくれるなら、どうして彼があのようになったのかを見せてほしいと契約にサインしました。そして、彼らは5シーズンをかけて、私がやりたかったことを少しずつ実現してくれたのです」と、期待通りの物語を描けたことを明かした。
『コブラ会』の全6シーズンはNetflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:People
Photo:Netflixシリーズ『コブラ会』全6シーズンは独占配信中