Netflixの人気マーベルドラマ『デアデビル』が、Disney+（ディズニープラス）で『デアデビル：ボーン・アゲイン』として復活した。その第1話はいきなり衝撃的なオープニングで幕を開けており、この展開についてキャストとスタッフが語っている。（※これ以降は、『デアデビル：ボーン・アゲイン』シーズン1第1話のネタバレを含みますのでご注意ください）
「MCUの鼓動のような存在」が失われる
第1話は、デアデビル／マット・マードックとフォギー・ネルソン、カレン・ペイジが弁護士事務所の成功を祝い、バーで乾杯する和やかなシーンでスタート。ところが、フォギーのクライアントの一人が慌てて電話をかけてきて、ブルズアイ／ベンジャミン・ポインデクスターにフォギーを売ったことを謝罪する。ブルズアイはスナイパーライフルを構え、バーから出てきたフォギーを狙って発砲。胸を撃たれたフォギーは、マットの腕の中で息を引き取る。
米Varietyのインタビューで、デアデビルを演じるチャーリー・コックスがその衝撃的な展開について、「本当に辛いし悲しいです」とコメントし、こう続けている。「新しい番組が始まるからには、大きく勇敢で、大胆にならなければなりません。何か違うことをして、状況を揺るがす必要があります。そのためには、おそらく犠牲者が必要で、残念ながらそれはフォギーなのです。それは個人的にも、キャラクターたちにとっても衝撃的です。僕は、いつもフォギー・ネルソンをMCU（マーベル・シネマティック・ユニバース）の鼓動のような存在だと思ってきましたから、大きな損失ですね」
もともと、フォギーの死はスクリーンの外で起こる予定だったが、その計画を変更したとショーランナーのダリオ・スカーダペインは説明する。「これほど衝撃的な出来事が起こるなら、それを感じなければなりません。これは単なるきっかけ以上のものですし、基盤を揺るがすことです。物語全体に波紋をもたらします」
さらにスカーダペインは、撃たれたフォギーの心音をマットが聞いて、徐々にそれが弱まっていき、最終的に止まるというシーンを、チャーリーが提案したことも明かした。
監督のアーロン・ムーアヘッドは、「心が張り裂けそうです。なぜ、あのシーンが非常に暴力的なのかというと、暴力というものは凄惨で、結果を伴うからです。もしも暴力が二つの行為で表現されるとしたら、フォギーの死と、そしてマットが誰かを殺そうとし、境界線を越えてしまうことです。この悲しみは第1話だけで終わるものではなく、永遠に波紋を広げ続ける必要があります。それは彼が今、向き合わなければならない問題です。つまり、カトリックのスーパーヒーロー、そして神の恩恵に値しないと信じるようになった人物として、どのように生き続けるかということなのです」と語った。
衝撃的な展開で幕を開けた『デアデビル：ボーン・アゲイン』シーズン1は、
Disney+（ディズニープラス）にて配信中。すでにシーズン2の制作が決まっている。（海外ドラマNAVI）
参考元：米Variety
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Photo:『デアデビル：ボーン・アゲイン』© 2025 Marvel
