Netflix『センス8』が打ち切りになった理由

世界各地に散らばりながら、不思議な力でつながった8人の運命を描き、高い評価を受けたNetflixのオリジナルドラマ『センス8』。惜しまれつつも打ち切りになってしまった理由についてCBRが迫っている。

 

高額な撮影コストが影響…

『マトリックス』の監督コンビ、ザ・ウォシャウスキーズが手掛けたNetflixのSFドラマ『センス8』。2017年にシーズン2で打ち切りが決定。その後、熱心なファンの強い要望を受けて2時間半の完結編が制作され、幕を下ろした。

世界各地に住む不思議な力でつながった8人を主人公にした本作には、国際色豊かなキャストが集結。しかしラナ・ウォシャウスキーとの創作上の意見の相違を理由にメインキャストのアムル・アミーン(『ボクシング・デー』)が降板したり、リリー・ウォシャウスキーがトランスジェンダーであることをカミングアウトした後、自身の健康を優先するためにシーズン2から制作に関与しなくなるなど、対応に迫られる事態が相次いだ。

作品自体の批評家からの評価は賛否が別れつつも、おおむね好意的なもので特にLGBTQテーマや映像美には高い評価が。一方でザ・ウォシャウスキーズが手がけた『ジュピター』のように物語の構成が散漫になっているという厳しい評価もあった。

一般の視聴者からは、他のNetflix作品ほどの人気を博したわけではないが、熱心で忠実なファンを多く獲得。シリーズの共同制作者J・マイケル・ストラジンスキーは過去に“イッキ見して3〜4回、時には6回と繰り返し視聴する”ほど夢中になっていたファンもいたと話していた。

ではそんな作品がなぜ打ち切りになってしまったのか。その理由のひとつにあげられるのが高額な撮影コストだ。シーズン1では8カ国でロケが行われ、シーズン2では11カ国に拡大。シーズン2の制作費は2倍に膨れ、1話あたり約900万ドルに。このコストの増加に比例して視聴者数も増加してくれればよかったのだが、結果は異なり、最終的に打ち切りが発表されることになった。

実際にNetflixの現CEOで当時コンテンツ責任者だったテッド・サランドスは本作を“非常に野心的な作品”と評価した一方「Netflixのプラットフォームでさえ、この規模の作品を経済的に支えるには観客が十分ではなかった」と説明。

その後ラナ・ウォシャウスキーはがシーズン3の可能性について冗談半分で言及したこともあったが『マトリックス レザレクションズ』の制作に移行。打ち切りになってしまったことは残念だが、その後ファンの声が届いて物語の結末が描かれたのは唯一の救いといえる。

(海外ドラマNAVI)

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Photo:『センス8』はNetflixで独占配信中