全米で配信中の海外ドラマおよび映画(ドキュメンタリー・リアリティショー含む)におけるランキングトップ10(ニールセン調べ)が発表された。「オリジナルドラマ」「非オリジナルドラマ(※放映権を獲得した他社作品)」「映画」という3部門における全米でのストリーミング(配信)ランキングを紹介しよう。
配信ランキング(ニールセン調べ)
2024年12月2日(月)から12月8日(日)までの順位は以下の通り。
ドラマ(オリジナル)
- 『マッドネス』(Netflix/計8話)...14億8200万分
- 『ブラック・ダヴ』(Netflix/計6話)...8億9900万分
- 『ランドマン』(Paramount+/計5話)...7億7300万分
- 『特殊作戦部隊:ライオネス』(Paramount+/計15話)...6億9200万分
- 『最後通牒 〜結婚、それともさようなら?〜』(Netflix/計25話)...4億5100万分
- 『グランパは新米スパイ』(Netflix/計8話)...4億3100万分
- 『アレックス・クロス ~狙われた刑事~』(Amazon Prime Video/計8話)...4億2400万分
- 『コールドケース:ジョンベネ・ラムジーちゃんを殺したのは誰だ』(Netflix/計3話)...4億200万分
- 『タルサ・キング』(Paramount+/計19話)...3億8500万分
- 『ブリティッシュ・ベイクオフ』(Netflix/計105話)...3億8200万分
ドラマ(非オリジナル)
- 『ブルーイ』(Disney+/計154話)...10億1000万分
- 『ボブズ・バーガーズ』(Hulu/計279話)...8億2400万分
- 『グレイズ・アナトミー』(Hulu/Netflix/計439話)...8億1500万分
- 『ファミリー・ガイ』(Hulu/計435話)...6億9200万分
- 『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』(Hulu/Netflix/Paramount+/計475話)...6億2700万分
- 『LOST』(Hulu/Netflix/計121話)...6億1100万分
- 『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』(Hulu/Peacock/計561話)...5億7900万分
- 『スポンジ・ボブ』(Paramount+/計292話)...5億4600万分
- 『ゴシップガール』(Hulu/Max/Netflix/計122話)...5億4100万分
- 『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』(Max/計281話)...5億2600万分
映画
- 『リトル・シークレット・イン・クリスマス』(Netflix)...6億300万分
- 『あの年のクリスマス』(Netflix)...5億5400万分
- 『エルフ ~サンタの国からやってきた~』(Hulu/Max)...5億500万分
- 『グリンチ』(Peacock)...4億8800万分
- 『Subservience(原題)』(Netflix)...4億3400万分
- 『ホーム・アローン』(Disney+)...4億200万分
- 『ビートルジュース ビートルジュース』(Max)...3億7400万分
- 『リトル』(Netflix)...3億5800万分
- 『ファースター 怒りの銃弾』(Netflix)...3億5300万分
- 『ラン・オールナイト』(Netflix)...3億4600万分
※配信先は、現地アメリカでのプラットフォームを記載。
前週、初登場で総合部門のトップに立ったコールマン・ドミンゴ(『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』)主演のサスペンスドラマ『マッドネス』が2週連続1位。リリース後わずか4日間で記録した12億8800万分という1週目の視聴時間を、2週目はさらに伸ばした(14億8200万分)。同部門3位に新たにランクインしたのはキーラ・ナイトレイとベン・ウィショーが共演する、クリスマスのロンドンを舞台にしたNetflixのスパイドラマ『ブラック・ダヴ』。ヘレンは頭の回転が速く献身的な妻であり母だが、実は影の組織“ブラック・ダヴ”に政治家である夫の秘密を流し続けるスパイだった。しかし、ヘレンの愛人ジェイソンが暗殺されたことから、ヘレンの旧友サムが彼女の身を守ることに。誰がなぜジェイソンを殺したのか探るため、ヘレンとサムはあるミッションに乗り出すが…。12月5日(木)の配信に先駆けてシーズン2更新が決まった期待作は、リリース後の4日間で8億9900万分をマークした。
前述の2作品に続く形でオリジナルドラマ部門のトップ3に入ったのは、ヒットメイカーのテイラー・シェリダンが贈る『ランドマン』。毎週新たなエピソードが追加される同作は、視聴時間をおよそ1億分増やし(6億7700万分→7億7300万分)、前週の5位から2つ順位を上げた。日本でもParamount+にて1月17日(金)に上陸を果たしている。5位以下は僅差でひしめきあう中、12月4日(水)にシーズン3をリリースしたリアリティ番組『最後通牒 〜結婚、それともさようなら?〜』が圏外から5位につけた。同作のコンセプトは、一方は結婚する気満々で、もう一方はまだ迷っているカップルに、婚約か破局かの最後通牒を突きつけるというもの。また、しばらくトップ10圏内をキープしていた『コブラ会』と『リンカーン弁護士』は、前者が3週間で、後者が7週間で、連続ランクインがついに途絶えた。
非オリジナルドラマ部門はほぼ同じ顔ぶれだが、アニメ『アメリカン・ダッド』の代わりに『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』がトップ10入り(10位)した。
映画部門は引き続きクリスマス作品が多数ランクイン。そのうち新たに登場したのは、12月4日リリースで2位につけた『あの年のクリスマス』。『ラブ・アクチュアリー』などで知られる脚本家・監督のリチャード・カーティスが手掛けた児童書3部作を原作にした、同監督初のアニメ作品。主人公のサンタの声を担当したのはブライアン・コックス(『メディア王 ~華麗なる一族~』)だ。そのほかには、ティム・バートン監督が贈る36年ぶりのシリーズ新作『ビートルジュース ビートルジュース』や、アクション旧作2本(ドウェイン・ジョンソン主演の2010年『ファースター 怒りの銃弾』、リーアム・ニーソン主演の2015年『ラン・オールナイト』)がトップ10圏内に。一方で、『モアナと伝説の海』と『デッドプール&ウルヴァリン』を含む6本が圏外となった。
(海外ドラマNAVI)
Photo:Netflixオリジナルシリーズ『ブラック・ダヴ』独占配信中