米NBCにて、1994年から15シーズンにわたって続いた大ヒット医療ドラマ『ER 緊急救命室』のスタッフと、本作でジョン・カーター役を演じたノア・ワイリーが再タッグを組む新医療ドラマ『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』。再び医療ドラマシリーズに出演するノアが、『ザ・ピット』の撮影前にキャストが行った準備や、『ER』との違いについて語っている。
それぞれの内容は?
『ER』は、シカゴにあるカウンティ総合病院の救急救命室で働く医師や、看護師たちの日常をリアルに描いたドラマシリーズ。
『ザ・ピット』は、ペンシルバニア州ピッツバーグの病院を舞台に、ノア演じるマイケル・ロビナヴィッチ医師をはじめ、現代のアメリカで医療に従事する者が直面する課題がリアルに描かれる。
久々に医師役として戻ってくるノア・ワイリー
米TV Insiderのインタビューに応じたノアが、撮影で必要な縫合など、医師としての技術の勘がすぐに戻って来たかどうか質問された。
「シーズンが始まる前に、医療ブートキャンプをやりました。新キャストが専門用語や手順を習得し、これから行う様々なことを全て出来るようにするためです。(『ER』『ザ・ピット』のショーランナー)ジョン(・ウェルズ)は僕の縫合技術を自慢げに褒めていて、これこそが本物のやり方だから、僕が縫合の仕方をみんなに見せてあげられると言っていました。“縫合をするのは久しぶりだ”と思っているとドンドン汗をかいてしまって、いよいよ大々的なデモンストレーションの時が来て、道具を準備して最初の縫い目を縫おうとしたとき、もうメガネなしでは何も見えないことに気づいたんです。以前は、縫合をするために眼鏡をかける必要がなかったのに。メガネをかけると、すべての感覚が戻り始めました。自分が何をしているのかを確認するために、メガネをどんどん遠ざけ続けて、すごくおかしかったですね。あの番組を制作して以来、どれだけ医療が変わったかを知るのは興味深かったです。多くの手順や施術方法も違うし、かつて投与していた薬の多くはもう使われていませんからね」
ノアは、縫合などの技術の感覚を取り戻すと同時に、最新医療技術や薬などについて新たに学んだようだ。
『ER』と『ザ・ピット』は訴訟問題などにも発展し、何かと比較されがちだ。その点について、「ロビナヴィッチは、ジョン・カーターがそうなったかもしれない人物なのでしょうか、それともまったく別の人物なのでしょうか?」と質問され、「彼は最初からまったく違う人物です」と回答している。
「シリーズを『ER』のIP(知的財産)に結び付けるというアイデアから方向転換した後、それをどれだけ違うものに出来るかを見てみたかったんです。それは、ジョンに“ノア、君の家族はどこの出身?”と訊かれたことから始まりました。彼らはロシア系ユダヤ人です。そして彼は、“そこから何か広げられないかな? その血に刻まれた記憶を掘り下げてみたいと思う?”と訊きました。僕は、もっと労働者階級の背景を持っていて、若い頃はチャンスに恵まれず、全く別の理由で医療の道に進んだ男を演じることに興味がありました」
さらにノアは、マイケルは医師の仕事を続けるべきではないのに、コロナ禍で復帰を強いられ、メンタルヘルスを改善する必要な治療を受けることなく、仕事の重荷を背負い続けていると説明し、カーターとの違いを強調した。
ノアが、ジョン・カーターとは全く異なるタイプの医師役を演じる『ザ・ピット / ピッツバーグ救急医療室』は、1月10日(金)よりU-NEXTにて独占配信スタート。(海外ドラマNAVI)
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